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STILL NOT BLACK ENOUGH / W. A. S. P.
大傑作「THE CRIMSON IDOL」の勢いに乗って・・・というわけに行かなかったこのアルバム。
なんというか、
「遠山はカムバック賞をとった年は完全にゴジラキラーだったのに、そのあとはさっぱりやったなあー・・・」
という阪神ファンの溜息に似た雰囲気があります。
いえ、いいんですが。
曲は悪くはないんだけど、パッとしないですねぇ。
「CRIMSON」がなければ、W.A.S.P.の歴史の中では順当なデキではあるのですが。
また迷い込んじゃいました。
雰囲気は好きなんだけど・・・。
けんしょー 2004年5月22日(土)19時32分
Blackieのソロアルバム……かと思うようなアルバム。
W.A.S.P.のアルバムの中では3rdの"INSIDE THE ELECTRIC CIRCUS"と同じ位影の薄いアルバムです。
"ROCK 'N' ROLL TO DEATH"以外は、W.A.S.P.らしいキャッチーで疾走する曲もない。
4曲目"SCARED TO DEATH"では驚きの女性コーラス入り。女性コーラスってこれまでにW.A.S.P.で入れたことありましたか?記憶にないです。
7曲目の"KEEP HOLDING ON"と9曲目の"BREATHE"はバラード。1アルバムに2バラード!もはやW.A.S.P.じゃなくなっているかのよう。ブライアン・アダムスと間違って買っちゃったのかと自分が心配になります。
2曲目"SOMEBODY TO LOVE"と6曲目"TIE YOUR MOTHER DOWN"がカヴァーです。
でも、決して出来が悪いわけではないです。Blackieのとても個人的な音楽の趣味が垣間見える、ハードロックアルバムです。W.A.S.P.を忘れて彼自身の趣味で作ったアルバムだと思えば、全然すんなり受け入れられると思います。
でも、やっぱりしつこいですがW.A.S.P.ではないかな。
Blackieが大好きなら許せる範囲ですが、特に愛がない場合はW.A.S.P.としては厳しいアルバムだと思います。Blackieに愛を感じ始めてから聴いて下さい。
私は大のファンだから無条件の愛だ。
これはこれで愛すべき作品の一つと思っている。
コンパクトな曲ばかりだが作風的には前作に近い。
メンバーも同じだから当然レベルは高い。
思ったほどハードでもヘビィでもない。
全体的にあっさりしていてリラックスできる。
ブラッキーの歌だけはいつ聴いてもしびれるな…
心に響く叫びというか、それが気持ちいい。
カバーが2曲というのはご愛嬌だろう。
普通にロックした感じがいい。
バラードの出来も素晴らしい。
いい曲が多いし良いアルバムだ。