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UNQUESTIONABLE PRESENCE / ATHEIST
2ndアルバムです。既にデビューアルバムでその高い音楽性はほぼ円熟の域に
達しているので、大きな変化はありません。が、ところどころでプログレッシヴな、
いや捉えようによっては意味不明にして不可思議とも言える味付けが増えています。
例えば、1曲目の終盤では、なんと麗らかな小鳥のさえずりが聞こえてきます。
意図の不可解さを通り越して、得体の知れない衝撃を受けました。
更に、最後の曲ではラストをドラ(中国の打楽器で、叩くとグワァ〜〜ンという残響
のある音を出すやつ。)の音で締めくくるという何とも面白い終わり方を演出しており、
このバンドがやはり只者では無かった事を改めて認識させられたのでした。
ATHEISTこそ、デスメタル界の隠れた至宝的遺産だと思います!
事故で帰らぬ人となってしまったBsのRogerの追悼の意味もある2nd。
じゃあ、Bsは誰なのかというと、なんとCYNICのTony Choyです。
よって前作よりも更にテクニカルになり、ただただ「凄い!」の一言。
問答無用のブルータルテクニカルデスの大名盤。
歪んだ新時代のデスメタルの要素と、
プログレッシヴなまでの複雑で起伏のある曲展開のかけ離れた要素を同時に受け入れた奇跡の名盤。
再発を機に、子供騙しな甘口のメロデスに物足りなくなった方は是非聴いてみて下さい。
鑑賞に値するデスメタルです。
バンドのリーダーだったロジャー・パターソンの亡き後に制作された2nd(1991年リリース)。
新ベーシストにCYNICのトニー・チョイが参加しているが、見事ロジャーの穴を埋めている。
曲は主にロジャーが書き貯めていたものをベースにしている。
前作の延長線上の音だが、息をつく暇もないほどテクニカルかつスリリング。
恐らく本作がATHEISTの最高傑作。
それだけにロジャーの死が残念でならない。
彼は人間的にも周りに慕われていたとか…。
イヌスケ 2005年11月13日(日)14時17分
1stに比べるとストレートなデスメタルの表現は薄れ、
もっとテクニカルに、もっと複雑になってます。
とてもスリリングで、コンポの前で唸ってしまいます。
91年の時点でテクニカル・メタル系の名盤。
これぞATHEISTの最高傑作。
ジャズ/フュージョンの要素をふんだんに取り入れた楽曲構成、演奏は見事の一言。
ベース、ギターのユニークなフレーズも凄いが、凄まじい手数、リズムチェンジを誇る
ドラムはあのMAGMAのクリスチャン・ヴァンデにも匹敵する程のテクニックです。