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SCARS / SCARS
ゲイリー・ムーア氏の3ピース新ユニットとして、とりあえず(?)1枚だけ発売された作品ですが
新しいサウンドというよりも、ジミ・ヘンっぽいファンクで粘りのあるサウンドとブルースロックを
メインに置いた案外、古くからあるロックを現代風に仕上げてみた作品のように感じます。1曲目の
ギター等はジミ・ヘンよりもロビン・トロワーに近いエッセンスを感じさせてくれてますし、メロー
にこだわらなければ、それなりに聴ける作品かと思います。
トリオ編成のバンドという事で、あの短命に終わったBBMを真っ先に思い出した。オープニングの"ホエン・ザ・サン・ゴウズ・ダウン"を聴いて"まんまじゃん!"と、思った。
BBMよりは、ヘヴィでストレートなブルーズロックをやっている。
ロックフィールドに戻って来てくれたのは嬉しいが、必殺の"泣き"のフレーズが無いのが痛い。一曲でもあればだいぶ評価も変わってくるんだけど。曲も全体的に弱い。"レクティファイ"、"スタンド・アップ"、ワズント・ボーン・イン・シカゴ"なんかはまあまあいいけど、メロウな泣きまくるギターソロのある曲を欲しかった。
Gフォースといい、BBMといい、ゲイリーはバンドにして長続きしたためしが無い。
結局SCARSも一枚で終わっちゃいました。(泣)
ゲイリー・ムーアが、SKUNK ANANSIEのキャス・ルイス(b)とPRIMAL SCREAMのダリン・ムーニー(ds)の2人と組んで、'02年に出したアルバムです。
メンバー的に、けっこうモダンになりそうなものですが、意外に渋いブルーズ・ロックが大半です。
まあ、「WASN'T BORN IN CHICAGO」なんかはリズム・トラックが現代風ですが。
しっかりエネルギッシュだし、ザラついた太い音が気持ち良いです。プロデュースのクリス・タンガリーデスって、やっぱりハードなギターの音を録るの上手いんだなぁ。
あまりメロディアスではないですが、最近はまって繰り返し聴いてます。
雰囲気が良いんですよね。秋に合うのかな。