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LOST IN REVERIE / PECCATUM
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いつの間にか出てた、PECCATUMの3rdフルアルバム。
日本は情報が入ってこなくて困りますね(笑)
とりあえず、何回か聴いてみての印象なんですが…

なんとなく、美術館で圧倒的な絵画を目の前にした時のような感じのするアルバムだと思いました。
技法とか細かい事はよく分からないんだけど、圧倒されるというか、引き込まれるというか…
また歌詞に「swim」「soak」「river」等と水をイメージする単語が頻繁に登場する事や、
アートワークにIhsahnとIhrielがボートに乗っている物があったりする事から
そう感じるのかもしれませんが、聴いていると何か液体の中を漂っているような感じのする印象も受けました。

具体的な音の方ですが、まずLord PZがSource of tideに専念するという理由で
脱退したため、トリプルボーカルからツインボーカルへと変わっています
(クレジットを見る限り、③と⑤には参加しているようですが…)。
前作と比較しての印象ですが、「静」と「動」のコントラストがより明確になったような感じがします。
「静」で聴かせる場面が増えたため、静謐さが凄く感じられますが、
その反面キャッチーさがかなり減退したように思います。
それと①ではリズム部分に破壊音をサンプリングしてあったり、①と⑥で蝿の羽音が
聴こえる場面があったりと、少しインダストリアルっぽい要素も取り入れているようです。
また、Ihrielの歌声が前々作ではちょっとか細過ぎ、前作ではビブラートを過剰に
かけている印象があったんですが、今回かなり上手くなっていて、静かに妖しく
聴かせてくれるのも良い感じです。ただ、Ihsahnはファルセットやうめき声などを
多用し曲の様相に合った歌唱を聴かせてくれますが、Emperorの「With strength〜」に
代表されるような朗々とした歌い上げがあまり聴かれなかったのが少し残念でした。

私的には、更にブラックから離れたアルバムだと思います。
それとIhsahn、印象変わった(笑)?
何か今までは威厳と畏怖を感じさせるかっこよさだったのに、
今回のアートワークでは渋いかっこよさですね。ヒゲとスキンヘッドを止めたからかも(笑)
Usher-to-the-ETHER 2004年6月3日(木)21時59分

元エンペラーのイーサーンのプロジェクトというわけで買ってみました。このバンドはこのアルバムで初めて聞きました。過去の作品内容はわからないのですがブラックメタルの要素はほぼ皆無といっていいくらいになく所謂ゴシックメタルです。メインのヴォーカルは奥さんです。綺麗でゆったりとしたメロディを基本としており落ち着きます。しかし何度も聴こうとは思いませんでした。やはり彼にはエンペラーのようなブラックメタルをやってもらいたいものです。
ちんちん丸 2005年3月3日(木)13時36分

Peccatumはまだこれしか持ってないんですが、僕ははまってますよ。#1、#3あたりの静と動を上手く活かした展開がいいですね〜。静の部分のあの鬱々とした雰囲気もたまらんし。もうなんだか白目むいてよだれ垂れてきそうです。
わっせろーい 2005年7月24日(日)22時43分

今更ながら聴いてみたPeccatumの3rdですが、思ってた以上に凄いアルバムですね。

退廃的を通り越して最早破滅的とも言えそうな圧倒的な世界観に、美しいメロディ、ドラマティックな構成と自分がIhsahnに期待していたものが全て詰まっている感じ。
また、Ihsahnのヴォーカルが素晴らしいのは当然として、Ihrielのヴォーカルも女性ヴォーカルと聴いて思い浮かべるような柔らかい、優しいと言った雰囲気では無く、無機質さや冷たさを感じさせるような声質でこのアルバムの世界観に良く合っていると思います

確かにブラックどころかメタルとも言い難い様な音楽性だと思いますが、そんなことは些細な問題ですね。むしろメタルの範疇に捕らわれない分、より世界観の表現の幅が広がっていると思います。
Scarlet Destiny 2008年11月14日(金)20時6分

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