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CONTAGIOUS / Y & T
何でこのアルバム評が無いの〜!!・・と、まずは定番フレーズを・・(笑)
LAメタル全盛の時代に出たアルバムだけあってかなりそれっぽいです。
ミディアムでどっしりとリフで聴かせる曲が殆どで、そういうのが大好物な私には
非常においしいアルバムとなっております。
大人なバンドだけあり、アレンジやフックなどに聴く側の心をつかむ術を心得てると言うか、
細やかな気配りがあり、安心して聴いていられます。
一番多感な時期に聴いていたせいか、Y&Tの中では一番好きなアルバムです。
重症を負っていたY&T、なかなかのリハビリ作を発表。
落ち着いた雰囲気で渋めブルージーHRが堪能できます。
全盛期には及ばなくとも、これはこれでしっかりY&T。
偉ぶった評論家が過去に固執するなら、かってにさせておきゃいいんです。
けんしょー 2004年8月31日(火)17時41分
このアルバムはBON JOVI等のその当時全盛だったアップテンポ系
のハードロックの影響を受けていますが、それでもY&Tらしさも
感じられるし、なかなか良いアルバムだったと思います。
あの当時は、数多くあるハードロックの一つとして埋もれがち
ではありましたが、再評価しても良いようなアルバムでしょう。
ギターキッズだった頃、このアルバムに収録されている"I'll Cry for You"目当てに買いました。
当時はこの曲以外は真面目に聴いてませんでしたが、真面目に聞き返してみると…やっぱりそこまで好みじゃない。
そこまで好みじゃないのに何でか「また聴こうかな」と思ってしまう。
変に何かにこだわってない分、リラックスして聴けるのかもしれない。
ギターの音がRattのようになり、リフ主体の曲作り。Geffenに移って完全にLAメタル化したアルバ
ム。レコード会社に強要されたのでしょう。Y&Tとしては異色の作品です。楽曲の質は、前作
Down for the Countよりは、良いと思います。
以下、各曲の解説&個人的評価です。
Contagious ★★★★★
MTVでミディアムローテーション入りしたミッドテンポのロックナンバー。ライヴでの掛け合いを意識したアレンジになっている。過去とは全く違うアプローチだが、大好きな曲。
L.A. Rocks ★★☆☆☆
メジャー3度のリフが正にLAメタル。節回しがデイヴリーロスみたい。
Temptation ★★☆☆☆
パワーバラード。サビでテンプテーショーン♪と繰り返すところが、Down for the Countに入っていたHands Of Timeのようで、ちとくどい。
The Kid Goes Crazy ★☆☆☆☆
速めのロックンロールナンバー。この手の曲は、好きじゃない。
Fight For Your Life ★★☆☆☆
マイナーキーのミディアムナンバー。曲自体はむしろ良い方だと思うし、この時代のY&Tを否定はしていないのだが、このDokkenのようなアレンジはやはり違和感を感じる。
Armed And Dangerous ★★★★☆
In Rock We Trustに入っているMasters And Slaves風の楽曲。哀愁を帯びたメロディーが好み。
Rhythm Or Not ★★★☆☆
これまたミディアムテンポのロックナンバー。ギターソロが良い。
Bodily Harm ★☆☆☆☆
一聴して外部ライター作とわかるメロディー。決して良い曲ではないのに、何故この曲が入ってしまったのだろう。
Eyes Of A Stranger ★★★☆☆
ミディアムテンポのロックナンバー。Y&Tとしてはなかなか斬新なアレンジ。
I'll Cry For You ★★★★★
素晴らしいインストナンバー。タイトルどおり、ギターが泣きまくる。必聴!
レオナードヘイズがいなくなって寂しいと思ったものだが、意外に“らしさ"は十分。
思うに“Y&Tらしさ"の要素ってジョーイアルビスの存在(コーラス)が大きいのか?
「TEN」もいいアルバムで文句は全くないが、ここから雰囲気がガラッと変わっている気がしてならない。
で、このアルバム。良質なハードロック群にバラードの「Temptation」、それに何しろ「I'll Cry For You」が入っているのだから、もっと評価してほしい。
ずいぶん明るくなった。アメリカンロックって感じで、初期の頃のようなブリティッシュ
な部分がなくなった。しかし、コーラスが入った楽曲は素晴らしい。ヴァン・ヘイレン風。