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STILL WANT MORE / SARGANT FURY
ドイツ産のオーソドックスでソリッドなハードロックバンドの1st。僕が彼らを聞いた時期がFIREHOUSE、SKID ROWのデビュー作とほぼ同じで、一緒によく聴いていました。初期GOTTHARDを、爽やかにした感があります。
ジャケットや音の感じから、爽快でクリアな感じがします。特にタイトル曲のVoを重ねたコーラス部分はとってもさわやかで耳に残ります。Guiterのソロもかなり手数が多くてカッコいいソロをびしっと決めてくれています。やはりドイツのバンド、マイナーなメロディーの部分に、UKやUSのバンドには出せない独特の物悲しい味が出ている気がします。
同時期に出たバンドに比べて、CD収録のサウンドにやや薄さを感じてしまいましたが、イコライザーで補えばしっかり楽しめます。アルバム全体でとっても捨て曲が少なく、当時の名盤と言ってもいいと思います。タイトル曲、No.9、Me、Do You Remenberあたりは、欧州の陰りのある味とクリアなエッジが好きな人には、とってもお勧めです。
音はソリッドだけど、メロディはウェットなメロディアスハード。
Voは相当な実力者ですよ。当時はAXXIS、Pink Cream 69など
いわゆるジャーマンメタルらしからぬバンドと並んで非常に
楽しんで聴いてた。今聴いてもかなりの完成度で、何故成功
しなかったのか不思議・・・。
この手の路線が好きな人なら、名盤の1stである。発売当時のメディアでは、プッシュされていた作品である。
とにかくハードポップファンなら、聞いて損はないと断言できる熱い作品である。彼らの中でも一番の出来で、作品に統一感があり適度なウェット感もある力作である。
まあ雑誌等でも、隠れた名盤として紹介されていたりするから、この手のファンの方は要チェックです!ジャーマンに勢いがあった頃の作品です。