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METAL / C.O.E
S.L.Coeというと、うだつのあがらないジャーマンアングラメタルの世話人
みたいなイメージが強いが、ミュージシャンとしての才能はあなどれない。
REACTORでも"Farewell to Reality"という傑作を生み出すという実績を
残しているし、そしてこのC.O.Eでも、期待を上回る優れたメロディック
パワーメタルを聴かせてくれる。Coeのヴォーカルは相変わらず決して上手い
わけではないのだが、どこか哀愁のただよう、なんとも捨てがたい味があり
それがまたこのCDの「顔」にもなっている。はっきりいって垢抜けていないので
万人には薦められないが、音質のよろしくないマイナーものにある程度理解があって
哀愁系のパワーメタルを欲している人には、是非お勧めしたい。
とびきり強烈なオープニングが全て、この一曲のためにお金を出せるか?がポイントかも知れません。他には、躍動感を感じる曲が多いですね。ユーゴ内戦の曲は、ちょっと重すぎて、耳に届きにくいです。
このS.L.Coeという人は、「言葉遊び」が好きな人と思います。それを感じさせる曲もありますし。SCANNER時代も、それが足を引っ張って、脱退したという経緯がっあた気がします。ANGEL DUST時代から、この方は'Dust' 'Decay'という言葉を多用してます。世界観なのかな。彼の世界観に共鳴できる方にもお奨めです。
S.L.Coeが関わった作品の中では、個人的には一番好きだ。
1曲目の疾走チューン「IRON SWORD」が最高!!
ジャーマン史に残るであろう名曲!!
サビの「ア〜イアンソード!!」は思わず一緒に歌いたくなってしまうだろう。
他の曲も決して悪くない。哀愁メロの正統HMが目白押しだ。
さあ、共に叫ぼう
「ア〜イアンスォード!!!!!」
