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JERICHO / MILLENIUM
待ちに待った新作、MILLENIUMの4th。
かなり期待していましたが、最初に全曲通して聴いてみて「ん〜・・・」という感じ。なんとなくEYEWITNESSの2ndを聴いた時のような雰囲気に近い印象かな。それでもメロディアスだし、聴きこむほどに味が出てきそうではありますが。
トッド・プラントの歌い方がEYEWITNESS初期の頃のようにパワフルな感じなので個人的には好きです。もう少しポップな感じの、例えばBelieve In LoveやSuperstarのような曲も入れてくれれば嬉しいんだけどなー。
ラルフ・サントーラには、色んな困難にも負けずにこれからも良い曲、良いギターを聴かせて欲しいですね!
ラルフ・サントーラのギターはしっかり泣いているんですが、歌メロから、あるいは曲全体からにじみ出るような叙情感に欠ける気がします。
今回はヘヴィネスに気を使っているような作風なのに、音質がイマイチなのでそれすらスポイルされてしまっているのが残念です。
ちょっとハンパな作品になってしまったかな〜という感じ。
あと、バラードが欲しかった!
期待してた分、辛口になってしまいました。
ボドムっ子 2004年6月15日(火)17時49分
実力はあるが、ひとっ所に長く留まっていられない性格のヨルン・ランデが脱退してしまったため、
オリジナル・シンガーのトッド・プラントとヨリを戻して制作、'04年に発表された3rdアルバム。
いつになく太い音色のGリフがザクザクと刻まれ、トッド・プラントが逞しさを増した歌唱を披露する、重厚な
OPナンバー①に代表されるように、前作『HOURGLASS』に比べ「華やかさ」や「爽快感」といった要素が薄れ、
よりシリアスで、ヘヴィなサウンドに仕上がった本作・・・と書くと、EYEWITNESSの2nd『MESSIAH COMPLEX』の悪夢を
思い出す人もいるかもしれないが、今回は、まさに飛翔するかの如き高揚感に満ちたラルフ・サントーラの
メロディックなGプレイや、憂いを帯びたメロディの魅力をしっかりと保持。寧ろ、ヨーロピアン風味の湿り気は
前作以上と言えるぐらいで、過去の失敗を繰り返すような愚は犯していないのでご心配なきよう。
ヘヴィさが増した分、キャッチーな即効性こそやや低下してしまったものの、前述した①に始まる、
ヘヴィ・メタリックな重厚感と憂いが程好くミックスされた頭3曲や、哀メロが駆け抜ける疾走チューン⑥、
そしてラストを悲壮感たっぷりに締め括るヘヴィ・バラード⑩といった、このアルバムならではの魅力を備えた名曲を
きっちりと収録し、個人的には前作よりも頻繁に手が伸びるアルバムだったりします。
尚、ラルフは本作を最後にMILLENIUMとしての活動を停止。以降、スラッシュ/デス・メタル系バンドで流麗なGプレイを披露する
必殺仕事人路線へとシフト。でも、折角の曲作りの才が勿体ないので、できれば今後もMILLENIUMとしての活動は継続して欲しいなぁ。