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HEATHENREEL / ELVENKING
某雑誌ではまともに音についてのレビューをしてもらえませんでしたが、私はすごく気に入っている1枚です。特に5曲目の「White Willow」は名曲ではないかと。←聴くと血が騒ぐんです〜。
この曲はこれの前のミニアルバムにも収録されていてこちらでは2曲目に入っているのですが、1〜2曲目への流れがカッコイイです。こちらのフルとはバージョンが微妙に違うのですが、どちらも捨て難い……。
決して洗練された音ではありませんが、トラッドっぽいのがお好きで、かつメロディを愛する方には是非聴いていただきたいです。
このサイトでは、このアルバムリリース時に僕と29さんは結構前向きな音だと思って感想を書いたのを思い出します。
彼らは、彼らなりに、「他と違うこと」に果敢にチャレンジしていたと思っています。お決まりのメタル(というか音楽一般)の曲のパターンを壊そう壊そうとしてました。で、中世あたりのコンセプトを持たせて、フォークなフレーバーをいっぱいまぶして、ストーリーを盛り上げようとしてたと思います。
本作の冒険は、確実に次作Wyrdに受け継がれ、いろんな人の心に届く音の創造にかなりの部分で成功したと思います。荒削りな本作は、それでも魅力的なメロディーのパーツが散りばめられていました。それを見逃さなかった人には、この作品のリリース時点で、荒さもポテンシャルに見えたのではないでしょうか。
いいですね、これ。
KORPIKLANNIに近い方向性・・・というよりはSKYCLADの後追いって感じですが、個人的にツボです。
イタリアのトラッドとか言われても、"サンタ・ルチア""フニクリ・フニクラ"くらいしか知らない自分にはピンときません。
でも、なんであれトラッドというのは深い歴史があるわけですから、そこに根付いた普遍性は
一朝一夕に若造が作れるものでは決してないのです。
トラッドとHMの融合は大歓迎。
イロモノと見る人もいるでしょうが、それはそれで当たってるとも思います。
要は、聴いてて楽しいかどうかですよね。
余談。
SCORPIONSが"荒城の月"を使ったり、SILENTFORCEが"ひなまつり"を使ったり。
そんなノリで日本のトラッドメタルってないかなー。
けんしょー 2006年2月24日(金)23時45分