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A FINE DAY TO EXIT / ANATHEMA
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帯には「無限に広がる絶望感を絹のような滑らかさと水晶の如き透明感で表現する英国の耽美派バンド、アナシマの通算6作目」と。
んなこと書かれたら買っちゃうっつーの。

ゴシックメタルバンドとして有名ですが、今や彼らは自分たちのことをメタルバンドとは思っていない、とライナーにあります。
確かにメタルとは言い難いサウンドですが、別にそんなジャンル分けはどうだっていいのです。
心揺さぶるアコースティックなサウンドと奥行きのあるアレンジ、感情表現豊かなヴォーカル。
絶望感とは少し違う愁いを帯びた曲。
メランコリー・ミュージックの最高峰だと思いました。

ちょっとRADIOHEADあたりに通じるかな?
ボドムっ子 2004年6月27日(日)15時2分

01年発表の6th。Les Smith(Key。元CRADLE OF FILTHのLecter)がメンバーに加わっている。
私は前作「JUDGEMENT」は未聴だが、聴いていて不意にSENTENCEDを思い起こした。それは無論音楽性からではなくて、「昔は昔、今は今」でどっちも好きになれそうなその品質において、である。このアルバムはゴシックでない。メタルでない。ハードロックでもない。単にロック・アルバムだ。

ゴシックの重さや耽美志向はほぼ皆無、メタル的リフの魅力・攻撃性も皆無、というかもう、ギターに比重が置かれてない。ロックになったと言ったら一言だが、代価として浮上させた魅力は、4th「ALTERNATIVE 4」から少しづつ導入されてきた(であろう)コーラスワークなのではないか。女声も取り入れられているし。つまり、このアルバムの軸になっているのは、ギターでもオーケストレーションでもなく、「歌唱」なのだ。
Vincentの歌唱も充分魅力的である。ジャンルの檻から逃れて歌い易い音域のメロディに出来たのだろう、以前のような無理してる感じが全くない(バンドの核を担えるほどかは、一概に言えない)。相変わらずの鬱々とした歌詞世界が、美しいコーラスワークを伴って、静かに、激しく、情感を込めて語られる。
Dannyのフィードバックギターもここぞという所でしっかり自己主張してくるし、これは紛れもなく、ANATHEMA流「陰翳礼賛音楽」である。
ていうか。
このアルバムを支持する前提は、個人的な「ANATHEMA=Daniel Cavanagh」という認識によります。ジャンルなどどーでもいい。Dannyが居て、彼なりの美意識が聴いて取れたらもう何だって良いんです。「好きなメタルギタリストは?」と訊かれれば「Danny Cavanaghに決まってるだろ、このカス」と突然相手を見下しつつ即答するDanny信者ですから私は。
日本盤ブックレットは、⑥「Barriers」のクレジットがDannyじゃなくVincentになってるんですよ!!ムカつきましたからね!!
mokusatu 2006年5月14日(日)2時55分

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