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FOR GIRLS WHO GROW PLUMP IN THE NIGHT / CARAVAN
カンタベリーの勇、73年発表の5th。邦題『夜ごとに太る女のために』
前々作の音に再び方向転換させ、王道キャラバン面目躍如たる代表作。
このアルバムからリチャード・シンクレア(ba)が抜けジョン・G・ペリーが、スティーヴィ・ミラー(piano)が抜けデイヴ・シンクレアが加入。また新メンバーとしてジェフリー・リチャードソン(viola)が加入し、彼のヴィオラが新生キャラバンの音楽性に一役買っている。より軽快に、メロディアスに、ドラマティックになった。
乗りの良い①で始まり、ほのぼのとした⑤などを挟みながらB面をいっぱいに使った⑦「L'auberge Du Sanglier」に繋ぐ展開は一気に聞き込んでしまう。とりわけその大作⑦の素晴らしさといったらない。ライヴでは単体で演奏される有名な「狩りへ行こう」はこの⑦の一部である。
まさに真骨頂のキャラヴァンの最高傑作の一つ。
メンバーチェンジが大当たりした快作。
サウンドバランスは間違いなくポップに“改善"されたと思う。
灰色桃色より聴いている。これでもまだプログレなのかねえ?
中曽根栄作 2007年12月1日(土)13時11分
CARAVANで3枚選ぶとしたら2nd、3rdそしてこの5th。