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DIX INFERNAL / MOI DIX MOIS
闇と美に彩られたシンフォニー。
このアルバムはシンフォニックブラックメタルを基調としつつ、執拗なまでに美しいメロディーが絡みついてきます。
ボーカルのJukaはクリーン声でGacktを彷佛させます。
疾走系、シンフォ系を好む方には是非聴いてもらいたいアルバムです。
92点。
MALICE MIZER活動停止後の、manaプロジェクトMoi dix Moisデビューアルバム。
最初聴いたときは皆一様に同じ曲に聞こえてしまい首を傾げ、でしたが、聞き込んでくるとそれぞれの曲の差異性が目立ち始め、どんどん引き込まれていく。
短いインスト曲以外どれもこれも全部激しい、バラードなんて無し、manaの趣味全開。
ここまで疾走してるヴィジュアル系は他にいません!
少しギターがひっこみ気味だがそれをおぎなってるシンセが素晴らしいです。
美と凶の融合!
ヴォーカルが好みではなかったけれど、楽曲は良い!
EMPERORなどに近い音像だと思うけれど、それほど速くないブラストがツタツタ言っていて、○です。
MALICE MIZER(特にGackt脱退後)を彷彿とさせる楽曲が目白押し。
そこまでは良いのですが…このブラスト、打ち込みですよねぇ。
もうちょっと緩急変化付けて、人に踏ませた方が好みだな。
hyrow 2004年12月27日(月)0時24分
音的には "マリスをメタル化した感じ" と言えば、わかりやすいと思います。
個人的にはもう少しブラックの要素が強いほうが好みですね。
とは言え、manaの天才メロディーメーカーぶりは相変わらずなので、楽曲の質には文句はありません。manaは、この手の曲を作らせたらほんとに上手いです。
ただ、疾走曲のオンパレードなので、通して聴くと少し食傷気味に感じられますし、ボーカルがガクトを意識しすぎているようにも感じます。
せっかく上手いんだから、もう少し個性が欲しいかな、と。
もう脱退しちゃったみたいですけどね(苦笑)
雑誌でManaが、速いですよ〜って言っていたから、一体彼はどんな曲を作ったのだろう…。と、期待しまくりで発売日に購入。とにかく、全曲の完成度が高い!疾走曲だらけなアルバム(メロパワ風な疾走ビートではなく、スラッシュ的な疾走ビート中心です)ですが、Manaがそういう風にしたかったのだから良しとしましょう!次作は「疾走曲だけしかできないと思われたらシャクだから、複雑なものも作った」って感じのこと言ってましたね。さすがです!
出だしからして、チェンバロチェンバロ。もはやManaのあの世界が再びやってきた!って感じでした。私自身、つい最近までマリスの「薔薇の聖堂」を発見できなかったので、この世界が凄く久しぶりでした。ホント、"マリスをメタル化した感じ"という、しゅんぺ〜さんの言葉どおりかと。
マリスで、へヴィさとドラマチックさで言えば「ヴェル・エール」。疾走感や妖しさで言えば、初期の「バロック」なんかが好きな方には特にオススメしたいです。
個人的には、⑤までが特にお気に入りです。④の暗黒単音リフも取り入れたギターや、サビの歌メロがカッコいい!そして、⑤の終始ドラマチックなメロディと、トオル氏のドラミングに痺れました。
ボーカルは、マリスの「ヴォヤージュ」時代の、ちょっとまだパワー不足だったガクトを彷彿とさせる感じです。ガクトの声質が好きな人も意外とハマるかも?反対に、この手の音楽が好きでも、ガクト系の声が苦手な方には苦しいかもしれません。
ヴィジュアルロックにカテゴリーされてますが、実際に聴いてみるとメタルだと感じました。ヴォーカルは喚いたりデスヴォイスを使ったりこそしていませんが、曲そのものはシンフォニック・ブラックメタルに近いものだと思います。どの曲も疾走感強く、激しく、そしてシンフォニックで美しい、完成度はかなりのものです。さすがカリスマ、mana様です。某雑誌で載ってたフレーズですが、まさに「闇からの一撃」です。
Manaのやりたいことをやりまくってる感じです。和製シンフォニックメタルの極みでしょう。中でもDialogue Symphonieのカッコ良さは異常です。
残念なのが、ドラムの音とHIZAKI grace projectの時より力が無いJukaのヴォーカル。
2ndよりこっちの方が好きですね。ブラストの連続で全体的な音もハッキリ聴こえます。
ブラック&シンフォメタルが好きなら買いでは無いでしょうか。
クサメロが好きならVERSAILLESをお薦めします。