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THE BEST OF TESTAMENT / TESTAMENT
ベスト。
こうして一まとめに聴くと、このバンドがそれなりに一貫した個性を持っていたことが分かる。
キレがなくて殆ど聴かなかった「THE RITUAL」からの曲も、こうして
チャンプルにされるとそんなに気にならないのが不思議。
とはいえTESTAMENTの魅力ってのは、スラッシュながらに流麗なギターだと思っているので、
それはそれ・・・みたいになりますが。
さて、笑い所はボーナス2曲。
スコピーとエアロのカバーやっちゃいました。
けっこう面白いでしょ。(笑)
↑けんしょーさんのおっしゃる通り、混ざっていると気にならないです。
むしろ「こうして聴くとこの曲いいじゃん」と新しい発見があるかも。
「THE VERY BEST OF TESTAMENT」のほうは年代順なのと、
「THE RITUAL」からの選曲が多いのでちょっと気になるかもしれません。
そんなわけで私はこっちのほうが好きです。カバー2曲は・・・微笑ましいです。
確かに。
↑の方々の言うとおりだと思います。
RITUALからの選曲自体は良い曲を取っていると思うんですけど、5曲連続(うち1曲は短いけど…)RITUALの曲が続き、そっちのムードに持っていかれちゃうとちょっとTESTAMENTの聴かせ方とはちがうんじゃないかな…?とか、思ってしまうくらいで。
僕が初めて聴いたTESTAMENTのアルバムがこれでした。
このサイトでも上位曲である"Over The Wall"や"Practice What You Preach"等に加え、
"Sins Of Omission"・"The Legacy"・"Electric Crown"といった、
TESTAMENTを知る上で避けては通れない曲も入っているので、初心者にもオススメです。
「スラッシュメタル」の枠を取り払ったバンドの1つなだけに、
「SOULS OF BLACK」や「LOW」からの曲は興味深かったです。
ボーナストラックとして、
SCORPIONSの"The Sails Of Charon"と、AEROSMITHの"Draw The Line"のカヴァーを収録。
特に後者は、オリジナルに負けずとかなりノリの良いカバーに仕上がってます。
僕もこれでTESTAMENTにハマッたクチです(笑
通して聴くと「LOW」の曲にやや違和感を感じますが、各アルバムから満遍なく収録されているので、彼らの魅力が良く分かります。
カバー曲も面白い。
程度のよいレンタル落ちが地元のTSUTAYAで300円だったので購入したが、
FIRST STRIKE IS DEADLYが入っていない、解説のみで歌詞と対訳が無いのが頂けない。。。
彼らもベスト盤が何種類も発売されてるけど、その中でも自分はこれが好きですね。
選曲が良いとか悪いとかは、個人によってかなり変わってくると思うけど、これを聴いて何も感じないなら、その人はテスタメントとは縁が無かったと考えるべきであろう。
そういう意味では、入門的には良い作品である。
A級なんだけど、B級の匂いもあるというか、その曖昧なポジションが逆に好きというファンが多いバンドでもある。
どこか歌謡曲的というか、哀愁のメロディというか日本人の琴線をかなり刺激してくるスラッシュメタルという点では、貴重な存在である。
