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THE OUTER LIMITS / VOIVOD
'93年の作品。独特のメロディーを好きになれるかどうかがキーポイントになるのだと思うが、正直言って私ははまった。VOIVODの最高傑作だと思う。
疾走感のある①に始まり、不吉な③、幻想的な④(PINK FROYDのカバー)など、内容はバラエティーに富んでいる。このメンバーで次作も作ってくれていたら・・・。
宇宙空間を一人ぼっちで漂っていくような、浮遊感と寂寥感そして幼い頃への郷愁を感じさせてくれる稀有で不思議なHM。ぜひ一度お試しあれ。
僕の年代でもってないメタラーに会ったことがない。
ジャケットが面白かったのもあるんだろうな。
飛び出る絵だもんね。
もちろん内容もとても素晴らしいですけど。
飛び出すジャケットの確信犯的なダサかっこよさHAIL!
威圧的なエキセントリシティはかなり抑えられて、
楽曲の普遍的な魅力が前面に押し出されている印象を受けます。
どの曲もフッキー&キャッチーで素敵。どことなく暖かい肌触りも特筆モノ。
このVOIVODも私は大好きです。
オマケで謎の3Dメガネが付いていた。
ヘヴィメタルの視点で独自のプログレッシヴロックを作り上げた孤高のバンド。
この作品こそ、彼等が標榜していたニュークリアメタルなのかも。
このアートワークは本当に秀逸なアイデアでうならされます。アウェイの画風もコンセプトにぴったりハマってます。
肝心の音のほうも文句無しにGOOD!スペーシーな広がりのあるサウンドはゆったりとしてとても心地よく、かといってメタルらしい攻撃性やヘヴィさ、キャッチーなメロディーラインもバランスよく盛り込まれていて、全体として見てとてもスケール感のある作品になっています。
VOIVODを聴くならまずはこのアルバムからお試しあれ。
夢想家・I 2003年10月30日(木)20時39分
とても聴きやすいVOIVOD。
普遍的なメタルではあるが、ちょっとした音の響きやふと顔を出すメロディは紛れもなく彼らならではのもの。
キャッチーでありながら全編通して漂う緊張感は健在。
緊張感の質が以前のように神経質ではなくなったけど。
確固とした世界観を持っていると音の説得力が違うね。
もはやどんな路線に行こうが彼らは食いっぱぐれがないんだろうな…。
随分と大人しく、滑らかな音になっているが、この独特のセンスは彼らのもの。
スラッシュファンの視点で選ぶなら2ndか3rdだが、そういったことを抜きにするなら私はこれが一番好きかもしれない。
おまけで3Dメガネが入ってますが、これをかけて外を歩くとまっすぐ歩けません。
正しい使用法は3Dメガネをかけてスリーヴを見ると立体的に見える仕組み。
そんな彼らの7thは多くのプログレ好きからも支持を受けた作品(1993年リリース)。
とは言っても売り上げは振るわず、スネイク脱退の原因にもなった。
メタリックな味付けがされたプログレといった感じの音で、当時VAN DER GRAAF GENERATORやPINK FLOYD等に影響を受けていた彼ららしいアルバム。
スペーシーで刺激的な音空間の傑作。
"the nile song"はPINK FLOYDのカヴァー。
PIGGY,R.I.P.
何故Nothingface, Angel Ratより投票数が少ないのかどうにも納得いかないので投票します。90年代前半のVoivodのスタイルの到達点です。絶対にこれです。
はじめのうちはNothingfaceのほうがひねくれた音を出していて刺激的に思えるかもしれませんが、とりあえず歌詞をなめるように読みながら(できれば3Dメガネをつけながら)聴いてください。聴けば聴くほどに味が出ます。特に中盤の曲群が。
これはよさを説明するのが難しい名盤です。ポップであり、ドラマティックでもあり、ダークさや激しさもある。
ただスラッシュではありません。それでもスラッシュを求めてこのアルバムを手にしても、思わぬ収穫となる可能性は大です。
全然売る気がなさそうなジャケットだけど、そうでもないのか?
夢がありすぎる。失笑・・・ならまだいいか。
楽曲も夢が溢れ出しそうなリアル感あり。SFっぽいけど幻想的とは
違うし、ダイナミックな音圧に圧倒されるあたりは生々しいと感じる。
サイバーチックでスペイシーは納得です。偏屈メロディも面白い〜。
パンキッシュなロックンロールがベースの新しい音楽?って感じ。
凄く新鮮で驚きの連続でした。
これは思わずジャケ買いしてしまいそうになります。チープで古臭いSFデザイン(しかも立体画)がたまりません。
初期の強烈な攻撃性はどこへやらの、プログレっぽい変態ロック。この異質さは比較するバンドが思い浮かびませんね。
買った当時はスラッシュっぽさも期待しちゃっていたので、肩透かしな印象でしたが、徐々にはまってきて、この独特な空気にやられました。
音づくりや声にも、妙に雰囲気が漂っています。メロディも変。
(1)「FIX MY HEART」から感じるおかしな昂揚感だけでもう、ワクワクしてしまいます。17分もあるのに飽きずに聴ける(7)「JACK LUMINOUS」はまさしくアルバムのハイライト。古臭いけれど、未来的。SFだなぁ。