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NOVELLA / RENAISSANCE
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77年発表。邦題『お伽噺』。ルネッサンス全盛期の後期に当たる傑作です。
収録曲は「Can you Hear Me?」「The Sisters」「Midas Man」「Captive Heart」「Touching Once」という全5曲。しかし全ての楽曲がこれぞルネッサンス!!!と言いたくなるほどの完璧な楽曲です。
先頭&しんがりに大作を配し、それに挟まれるように小佳曲が並びます。この構成が見事。大作は大空のように大仰に、小曲は可憐な野花のように・・・う〜ん、堪らん!!!。
個人的には『燃ゆる灰』に次いで好きな作品です。ジャケットも正にあの農民画家と呼ばれたブリューゲルの作品のように不思議さ&可愛さ満点!!!。それで邦題に「お伽噺」なんて言われたら、幼心が蘇って来ます。
ちなみにUK盤、日本盤、US盤とジャケが異なっており、UK盤と日本盤はほぼ同じですが、US盤はジャケのおばさんと子供の顔が不気味、というより怖いです(笑)。当時は何かと物議を醸したらしいです。
とにかく、昔読んだヨーロッパの童話絵本のような傑作アルバムです!!!。
ギターの国から2002.遺言 2004年8月16日(月)19時24分

私の所持は日本版です。
中性的ではないのですが、異常なまでの透明感の御蔭で人間味のない(無機質な
わけではない)voが売り?なバンドの有名作。

前半はかなりアトモスフェリックな曲が3曲連続です。こう言えば幻想的ですが、
ノリとしては、同じフレーズ(歌メロ含む)が延々と繰り返すので、薄曇りの浜辺で
温い温度の海水に浸かって延々揺られている雰囲気です。
なので、①(イントロは恰好良い)の長さは少々辛い。時々鳴る音量の大きい管弦や
目立つB&Drの存在意義に疑義も挟まります。PfやGは細かいところで良い仕事をして
いるのですが。
②はメロも弦も綺麗なのに、被さる男声voが少々目障り。慣れればどうということは
ないですが、これが無ければもっと浮世離れできたろうに。

小品で歌メロ重視な④、①と同系統ながら展開(インストの強いプログレ系とは
ニュアンスが異なりますが)とそれなりの激しさを備えた⑤(やはりB,Drと、
後半頑張るサックスの存在意義は微妙かと。妙に目立っているので)ではそれまで
とは異色な雰囲気で盛り上げてくれます。

クラシックの声楽曲の現世離れっぷりや協奏曲の長さにはついていけないが、
繰り返す主題と管弦の音に浸かりたい方向けかと。独特の雰囲気も曲の出来も
一級品ですが、万人に喜ばれるかといえば、私見では否定的。
苦い珈琲と併せるべきマニアの名盤。
k.s.m.2 2007年2月19日(月)2時38分

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