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COVERDALE・PAGE / COVERDALE・PAGE
ツェッペリンのファンは元メンバーの作品に関して厳しい(とくにジミー・ペイジ関係)。そのせいか、この作品(プロジェクト)には「たいしたことない」という評価が定着しているようだ。しかし、「過去の名前」を無視すれば、もっと評価されてよい作品。実際、これほど高品質なHRアルバムは少ない(と思う)。ここでのカヴァーデールのVo.は確かにロバート・プラント風だが(笑)、今のプラントにこの歌唱は無理(ライブではまあまあだが、スタジオ盤での情けない声にがっかりしたファンも多いはず)。とにかく質の高いHRを求める人は是非!
ファンの幻想とミュージシャンの現実。
複雑に絡み合った二本の糸が、もつれ合うように、このアルバムを形づくった。
騒然とした雰囲気の中で発表されたこの作品に触れて最初に飛び出す、デヴィッドのあの意外な声・・・
当時の拒否反応は、至極当然のものだったように思う。
しかし何年か経った今、改めて聴いて、そして思った。
これほどのHRを、現在の誰に求められるだろう。
中古版なら大量在庫で安い。あえて新品を買わずともやつらはすでに大金持ちだ(笑)
買うべし!
レコード会社の企画によって結成され、アルバム発売、興行、「集金完了?」「ああ。こんなもんじゃない?」「じゃあ、さよなら」と解散した割には、すんげー良く出来たHRアルバム。
それにしてもデヴィッドの声の潰れようはなんなんだろう。
その後に出したソロではまともな声だったので、あれは絶対にロバート=プラントとの比較を嫌っての所業に違いない。
とはいえ、もう全編ペイジ節全開。①・④・⑩がお気に入りだが、⑩は特に凄い。気迫に満ち満ちたプレイが聴けるし、リフメイカーの面目躍如である。他の曲も押しなべて完成度は高く、動機は不純とはいえ、やはり2人は一流のミュージシャンである。しっかり仕事している。
最後に一言。
「ジミーさん。もうかった札束を菓子箱の上げ底に忍ばせて、ロバートさんのお家に遊びに行ったって本当ですか?・・・お主も悪よのう。ほっほっほ」
おあとがよろしいようで。
賛否両論なんですよねぇ、このアルバム。確かにディヴィッドのしゃがれ声voには思い切りヘコまされますが、出来は一部の人が言うほど完成度が低いわけじゃないと思います。
ZEPばりのドライヴィング・ギター・リフの聴ける"Shake My Tree""Waiting On You"、スピード・ロック"Feeling Hot""Absolution Blues"など、今のお二方では、過去の名曲などでしか聴けない(今になっては求めようもない…であろう)楽曲も聴けますし。バラード"Take Me For A Little While"は、本当に素晴らしい曲です。よく中古盤店で投げ売りされているのを見ます。ぜひ、お二方のためにも買ってあげてください。
この手のスーパーユニットのアルバムとしては、かなり上出来の方だと思う。
素直に、1枚のアルバムとして楽しめたしね。
そりゃ、2人のそれ以前のキャリアと比べれば、いろいろ意見はあると思うけ
ど、そういうことを抜きにして聴けばよくできていると思う。どうもアルバ
ムを自体を語る前に、駄作に追いやられているよね。
自分はデイヴィッドのファンだけども「RESTLESS HEART」よりは全然好きだ
な。
偏見を持って音楽を聞くなんて私はつまらないと思います。
プロジェクト・バンドって良いものを作ってもそういった偏見があるから、
世間の評価が上がりにくいのかも知れません。
このアルバムをとってみても素晴らしい出来だと私は思います。
何が不満なんだかよくわからないです。
確かにカヴァーデールの声が何か変だなって感じはしましたけど、
プロジェクト・バンドですよ、違っても不思議はないと思いますけど…
もう10年前になるんですね、これが出てから。
私は新譜で買った口ですが、10年前も今も変わりなく
聞けています。
こんなもの期待して聴くモノじゃないよなぁと思いつつ、
軽い気持ちが聴かせてもらったら・・・
いいじゃん!!
確かにCoverdaleのファンとしてはちょっと寂しいけど、
ちゃんと曲になってるよ!(笑
他のSuperProjectとかにも見習って欲しいモノですな。
これ自体で聴け(れ)ば名盤でしょう。
名盤ですよ!!
カヴァデールの声はロバートプラントを意識したのだろうか、ちょっとヒステリックになっているが、それはそれで素晴らしいヴォーカルを聴かせてくれます。
名盤ですね。
二人の過去をうまく混ぜ合わせて現代(当時)風にアレンジしたものとしては充分期待に応えていると思う。
PAGEにはこんな感じのプロジェクトでもっとアルバムを作って欲しい。金あるか。
HARRY 2003年12月10日(水)17時58分
ブルース・R&B・ロックンロールなど、お二人のルーツをHRで表現した作品。
デビカバがWS時代から念願だったJ・ペイジを迎えたのですがすっかり主導権をペイジにもっていかれましたね(笑)
デビカバらしいソールフルなナンバーも有りますがペイジのソロを拡大解釈したような内容で、
シャガレ声についてはペイジにそのように歌えと指示されたそうですが、もちろん、
わざとやっています。往年のブルースマンは非常にシャガレ声の方が多いかったのでその雰囲気を出すための処理だったようです。
しかし、唯一の日本公演はよかったですね。本作の演奏もまとまっていたし、デビカバの歌うZEPPも侮りがたし
だったし、WSの曲を演奏するペイジはソロが妙に簡単でしたけど、トータルで本当にテンションの高い名演だったと思います。
メンツを見る → 過度の期待 → 落胆 → 封印
というアルバムでしたが、何の気なしに聴き返してみたらなかなかいいじゃないですか。
ZEPとWSというどちらもブルーズベースのハードロックを聴かせてくれたバンドの合体という割にはそれほどブルーズ臭は強くないですね。
ペイジさんがブルーズから拡散した後期ZEPっぽいギターを弾いているからかな?
デビカバさんの歌はやはり渋いの一言につきます。(高音がちょっと辛そうだが)
この取り合わせは面白いよ。
メンツに拘らなければエモーショナルなハードロックが聴ける好盤です。
中古CD屋では捨て値で売られていること、間違いなしです。…にもかかわらず内容はとても気合が入っています。
ジミー・ペイジが初めてレッドツェッペリンの音を本気で再現しようとした、と確かライナーに書いてありましたが、
ツェッペリンをリアルタイムで経験したことなどもちろんなく、カヴァーデイルもぺイジも好きな自分にとっては、素直に聴ける高品質なハードロックです。
「ウェイティング・オン・ユー」と「プライド・アンド・ジョイ」はハードロックの名曲。このアルバムの中でも白眉。
バラードの「テイク・ミー・フォー・ア・リトル・アワイル」と「ドント・リーヴ・ミー・ディス・ウェイ」はかなり「分かりやすい」バラードのためか、
ZEPのコアなファンの人たちには敬遠されてしまうかもしれないけど…
…でも「テイク・ミー・フォー・ア・リトル・アワイル」はとても取っ付きやすいバラードなんですけど、
なんといってもこのペイジのソロはスゴい。…部分的にワウ・ペダルをつかっている箇所があるんですけど、
あのワウ・ベタルの一音だけでもう昇天しますね。あの瞬間にペイジの凄みを見た。
93年発表の作品。
ハードロック云々を抜きにしても素晴らしい名曲が満載の実に見事な名盤。
特にドラムが素晴らしい!
デニーカーマッシー氏の"キメ"のカッコ良さといったら!
マンホール 2004年3月10日(水)21時35分
中古で250円で売ってたから別になんの期待もせずに買ってみたけど、思ったより全然よかった。
このCDは本当に買いでしょう!!
私も中古CD屋さんで250円で買いました
1個しかなかったので、見つけたときは嬉しかったです
私は、カヴァディールが大好きですが、ジミー・ペイジには何の感想も持っていません
「Take Me For A Little While」は本当に素敵な曲ですね
カヴァディールには、こういう曲を歌って欲しいとつくづく思いました
BurnよりStormbringerより白蛇の紋章よりZEPⅡよりかっこいい。
と言うのは言い過ぎですか?
でもそれら名盤にも劣らない鳥肌立ちまくりの瞬間はいくつもあります。
カヴァーデイル、ジミー・ペイジのファンであれば、
過度な期待さえ持たずに聴けば十分聴き応えのあるアルバムでしょう。
ペイジがコンポーザーとしては完全復活を遂げた作品といってもいいくらいです。
この作品で聴けるカヴァーデイルの声には少々違和感があったが、
③での歌唱は本当に素晴らしい。
ら〜しょん 2004年12月6日(月)23時48分
耳にいい感じにまとわりつくJimmy Pageのリフワークは健在ですね。
David Coverdaleの妙にかすれた声やハイトーンも、Robert Plantを無理に意識したというより、
このリフの感触に最もよく合う声を探して、結果こうなったという必然性を感じます。
単純にむちゃくちゃカッコいいです。
このメンツだとややもすれば陥りかねないようなノスタルジックさが希薄なところが、
また素晴らしいです。
作品としてはけっこう評価されてもいいアルバムだと思う。あと、ジミー・ペイジ(LED ZEPPELIN」のファンからするとそこそこ納得できるプレイだと思うし、かっこいい。僕はけっこう好きなアルバムだ。ただし、カヴァデール側からするとけっこう酷いと感じる人もいるかもしれん。そういう僕もZEPPも好きだが、WHITESNAKEのほうが思い入れが強く、サーペンスアルバスまでのカヴァデールに魅了された身からすると、このアルバムでのカヴァデールは褒めることはできないかな。振り絞るように無理やり出したハイトーンなんて苦しい。ちょっと「スリップ・オブ・ザ・タング」と共にらしくない歌唱だ。
でも、二人の大御所が作り上げたなかなかのアルバムであることにはかわりはない。
素晴らしい作品だと思います。「TAKE ME FOR A LITTLE WHILE」は名曲ですし、「SHAKE MY TREE」や「FEELING HOT」もかっこいいです。デニー・カーマッシーのドラムもいいですね。90年代の名盤のひとつだと思います。
確かに今となっては影の薄い(幸の薄い ? )アルバムですね。
まるで「無かったコト」かの様に最近は話題に挙がらない気がします。
内容は、彼らの過去のキャリアを意識した渋くて良質なブルーズ・ロック。
イイ意味で「くたびれ」感・「しわがれ」感を故意に出したような音作りだと思います。(ギターもヴォーカルも)
凄いメンツなんですけど肩の力を抜いて聴けるあたり、流石と言うべきか(やや衰えたと言うべきか ? )・・・。当時はそんな印象でした。
(でも 「 Take Me For A Little While 」なんて鳥肌モンのいい曲ですよ)
初期のブルージーなWSを試してみたいと思ってる人は、このアルバムの後に聴くとすんなり耳に入っていくんじゃないでしょうか ?
(もっとも初期のカヴァーディルは断然コレよりパワフルですが)
当時の日本公演、僕も観に行った一人です。
ZEPの曲もWSの曲も両方聴けて得したなぁ、と思ってしまいました(笑)。
・・・勿論二人とも素晴らしいパフォーマンスでしたよ。
酷評の割にはイイ出来だと思いますヨ。
只・・ デニー・カーマッシー(Dr)の音のデカさをもっと控えめにしていれば、
間違いなく「サーペンス」や「Ⅳ」と肩を並べる傑作になっていただろう・・・
・・と思うのは私だけですかねぇ? 個人的には今でもヘビー・ローテーションの中の一枚です。
ハード・ロック的な方向性を選択している-ペイジも全盛期に近いプレイを聴かせてくれている-ペイジがZEP解散後、ほとんどZEP的な方法論を使わないでいる事、ZEPの楽曲、アレンジ、プロデュースは全てペイジの手によるものであるが、どうしてソロ活動でZEPのサウンド的ノウハウを使わないのか、それは同じく疑問。
で、ここで新たな方向性へ向かうことの決意、その結果(極論か)実現したのが今作でしょうか。それにしてもスーパー・グループだ、素晴らしい。カヴァデールの気迫も十分とは言えないが、まぁ聴けるくらいだ(いや、十分か)。
7日前に中古で購入しました。今現在めっちゃヘビロテしてます。
やばいですねこの作品。最近個人的に忘れかけていたハードロック
の良さを思い出させてもらったような気がします。ボーカルは文句
なしでカッコいいし、ボーカルとドラムが前に出てる感じの音作り
がたまらない。その中での、ペイジのギター☆もう言うことなしで
しょう。
なんだか何処でもあまり評価がよくないユニットだったらしいが、
超後追いの自分としては、ホワイトスネイクのR&Bハードロックとペイジ節が
程好くブレンドされた秀作という印象です。BOO○ OFFで250円で購入出来ちゃい
ました。とにかく、ツェッペリンのようなリフ・ワークと展開・WHITESNAKEのような
コッテリ系ハードロックテイストが非常に良く噛み合っている。
まー確かにデヴィカバは萎れ気味で苦しそうな場面も多いですけどね。
ボンゾがいない以上ZEPの再結成はありえないので、12年ぶりにこれ再結成して
欲しいなぁ。
ZeppelinでもWhitesnakeでもないこのアルバム
(とはいえやはりギターリフはペイジ節だ)だが、
やはり大物ミュージシャンが作るのはワケが違う。このアルバムが良いか悪いかはリスナーに判断してもらうとして、
どちらにしろこんなアルバムは他の誰にも作れない。
デイヴィッドの歌唱はやはり渋くて味があり、
ペイジのギターは・・・本当にどういうわけか、この人の作るリフは聴いただけで「ジミー・ペイジのリフだ!」とわかるものばかりだ。
かっこいい曲、壮大なブルースと曲の幅も広くなかなか楽しめるアルバム。
これはかっこいいホワイト・ブルースですよ。ZEPをリアルタイムで経験できなかった私にとってジミーさんのへヴィーなリフを聴けただけで感涙ものでした。カヴァデールさんはちょっと本調子じゃなかったみたいですが。日本だけの公演にいけなかったのが悔やまれます。「Still Of The Night」をジミーさんの演奏で聴いてみたかったですね。
いいじゃん!
かっこいい。
一々言うほど完成度は低くない。
もっと評価されてもいいと思う。
良い。
が、何かが足りない。
何だ。
昔、ゼップのアルバムが出ると、その音は不気味だった。
なんとも表現できない、「変さ」と言うか、違和感というか、
そういうものに包まれていた。
そういうものが私にとってのゼップだった。
ペイジはそういう曲をここでも作っているのだが、
当時感じた違和感を今、感じ取れない。
(インスルージアウトドアはJポールの作品なので対象外)
種明かしをされているような、物悲しさ。
とってもよくできた、ヘビーブルースロックの一枚、と
シラケた捉え方をせねばならんのだろうか。
ZEP再結成といかないまでもジミー・ペイジにはハードなロックンロールをやり続けて欲しい。
ロバート・プラントにその気がないのであれば、誰とでもいい。
その場しのぎの銭稼ぎだろうと中途半端な映画音楽やらソロアルバム出すくらいなら。
と思っていた矢先に本作の登場、しかも相方はデヴィッド・カヴァデール。
まさにかゆい所に手が届く結成と内容であった。
大御所のキャリアと才能の凄みがにじむ一枚。
うん、なかなかいいのではないかと思う。
でもデヴィカバのこのガラガラ声はいったいなんなんだろう?
わざと出してるのだろうか?
初めて聴いた時はビックリした。
もちっと普通に歌ってくれればもっといい作品になったと思うんだが。
良いアルバムですね。二人の過去の作品群に対して、な〜んのこだわりもないので楽しめます。しゃがれ声でも良し、ライヴで再現できなくても良し。アルバム聴いてて楽しめたら、それでいいじゃん。
これは、Zepの「Presense」に匹敵する名作でしょう。(ってその他のアルバムは持ってません。「Presense」もレンタルでカセットテープに落としただけです)デヴィカヴァの中では「Slide it in」に匹敵しているのだ!
何れにしろ、後にも先にもこの時だけ一緒にやり、互いに火花散る熱演を繰り広げているのだ。
それだけでもう十分でしょう。
ドラムスもボンゾには及ばないものの頑張っておるのら。
今改めて聴きなおしてみると、文句のつけようもない完全無欠のHRの大名作であることがよくわかる・・・いや素直に感動する。
カヴァーデイルの歌声も発売当初は違和感ありまくりだったが、今聴くとまったくもって文句なし。楽曲もプレイも音質も方向性も・・何もかも素晴らしいではないか。
これは、傑作です。