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BEYOND ALL REASON / DESPAIR
ウォルデマー・ゾリクタのバンドの3rdアルバム。
GRIPよりかはkbがたくさんはいってたりしてます。
最高傑作と名高い3rdアルバム。元々メロディに強い拘りを持つバンドだったが、ここへ来てそのセンスが大爆発。
特に2人のギタリストによって紡ぎ出され、アルバム全編で乱舞する絶品のクラシカル・メロディは、聴き手の感性のツボをグイグイ刺激してくる。
スラッシュ・バンドとしての攻撃性や疾走感はそのままに(ここ重要)、キーボードとアコギの大胆な導入で耽美性が増大。
劇的なドラマを演出する複雑な曲展開と、それを支えるメンバーのスキルも飛躍的にパワーUPを遂げている。
荘厳なイントロダクションに導かれて疾走を開始する名曲中の名曲“DEAF AND BLIND"、
ミステリアスな雰囲気の前半と、激しく盛り上がる後半のコントラストが美しい“IN THE DEEP"、
アラビア・メロディ風のアコギ・ソロに耳奪われる“RAGE IN THE EYES"、
ラストをドラマチックに締めるインスト曲“CROSSED IN SORROW"(最初と最後にインスト曲を配置するこの様式美!)等、
アルバム全編これ捨て曲なし。これぞ名盤。
