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KILROY WAS HERE / STYX
実はなにを隠そうこのアルバムが、私が初めて購入した洋楽だった。
当時北海道に住んでいた私は、士別市から自宅のある旭川市に帰宅する途中、カーステレオから流れてきた一曲に耳を疑った。
「英語の曲なのに、日本語で歌っている・・・」そう。それが「MR.ROBOTO」だった。
前作『PARADISE THEATER』同様、本作もコンセプトアルバムであるが、正直言ってその"コンセプト"は「?」ものである。内容的にも前作には及んでいない。
だがしかし、このアルバムはバラードが充実しているのだ。少し明るめの③、切なく物悲しい⑥、暗から明、静から動への展開がたまらなく感動的な⑧など、タイプの違うバラードが3曲も収録されている。少しポップ過ぎるが・・・間違いなく本作も「名作」の名に値しよう。
83年作。前作PARADISE THEATER同様のコンセプト・アルバムであるが、
発想自体は物凄くアメリカ的で、稚拙な気がする。
そんな意味で本作は、当時の時代性が表れた作品とも言えよう。
肝心の音の方は、このバンドらしいメロディアスな曲群で構成されていて、
耳に残りやすい印象を受ける。HR度は、前作や前々作同様にやや低い。
音に関しては、好き嫌いはあるかもしれないが、
個人的にはSTYXのアルバムでも好きなアルバムのひとつです。
De Young作のMr.Robot、Don't Let It Endは、本作から生まれたヒット曲で、
ともにキャッチーでHRよりもポップス曲と言えるメロディアス曲。
Tommy Showの琴がちらっと聴ける劇的バラードJust Get Through This Night、
きらびやかなハモりバラードHaven't We Been Here Beforeも秀作と思う。
また、J.Youngのアメリカ的メタル曲(Heavy Metal Poisoning、Double Life)
はアルバムの中でいいアクセントになっている。
本作は、STYXらしいカラフルな味わいが楽しめるアルバムかと思います。
なんと3年近くもカキコがない!やはりこのサイトでこの作品はキツイのかな〜
このアルバムを無理やりコンセプトアルバムっぽくしたのは、あきらかにデニスのやりすぎ
だったと思うが、そういった事を除けば、つまり単純に曲だけをみればとてもよく出来た
ポップアルバムだと思う。さすがに前作には及ばないがそれでもどの楽曲も完成度は高く、
さすがに頂点を極めたバンドは違うと思わせる。ただ、やはり偉大な前作とどうしても
比較されるし、中途半端にコンセプトを与えられたが為に評価が落ちてしまうなんとも
可哀想な作品だ。充分に名作だと思う。「きるろい!!」
極上の娯楽性を堪能できる作品。ビデオもあるらしいが、自分なりに色々と想像しながら聴くといい。特に後半の曲がイメージを広げてくれる。才能とお金をたっぷりと注ぎ込んだ感じのアルバム。