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HAMBURGER CONCERTO / FOCUS
'74年発表の5作目です。
1曲目の「リュートとリコーダーの為の小品(音楽の歓び)」は題名どおり、笛とギター1本で奏でられる前奏曲みたいなものです。続く「Harem Scarem」は乗りの良いジャムのような一曲。ヤン・アッカーマンのギターが心地よいです。「ストラスブルグの鐘」はタイス・ヴァン・レアが子供の頃に見たストラスブルグという街の教会の鐘を思い出して書いたもの。途中、カーン、カーンという音色が聞こえます。
そして大作、そして表題曲の「Hamburger Concerto」はそれまでの大作とは異なり、明るい雰囲気で、決して即興的な演奏ではなく、作りこまれた交響曲のような作品です。こういうのをやらせてもやっぱりFOCUS節が出てるのはさすが!!!。
『MOVING WAVES』や『FOCUS 3』と並んで、このアルバムもFOCUSの傑作と言っても良いでしょう。全盛期最後の名盤です。
けっこう聴きやすい。
オランダのバンドと聞いただけで正直おどろいた。
クラシックの影響を受けたプログレと言うとまずイエスやELPが思い浮かぶが、曲作りの上ではフォーカスが最もそれを色濃く反映させているように思う。
タイトル曲以外はいま聴くと映画音楽のように聞こえるのも、管弦楽曲の小品のような印象だからだという気がする。
タイトル曲はスローテンポのクラシカルな組曲で、イエス、ELP、ピンク・フロイドとは一味違う独自の世界を作り上げている。
退屈に感じる人も多いでしょうが、後半ヤン・アッカーマンのギターがフィーチャーされるあたりからがイイです。
最高傑作