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FOR THE SAKE OF MANKIND / ARTCH
6曲目の『TITANIC』をこの曲を聴け!に書くために聴き返しましたが、これはアルバム自体がめちゃくちゃかっこいいです。そんなに疾走系の曲はないのですが、ドラマティックな楽曲にめちゃくちゃ熱いVoが乗ってきます。ネオクラ系に食傷気味でも感動的な曲に出会いたいあなた、超オススメです。…とは書いたものの、このCD、まだ売ってるんだとうか。
Heaven辺りには、ひょっとしたら、隅っこに置いてるかも?
IRON MAIDENの影響を感じさせる、ノルウェーのgroupでした。
演奏はタイトで、Voもブルース・ディッキンソン氏を彷彿させる感じです。
欧州ロックfesで出会った、当時MusicLife誌水上はるこ氏にDemoを送って
氏をして「シャープな音」と言わしめた音でした(もう10年くらい前)。
疾走型でないパワーメタルの名盤ですね。正直TITANICは他の曲から浮いているという気もしますが・・・。タイトルトラックのFOR THE SAKE OF MAN KINDなどゾクゾクします。冷たく哀愁感の漂うサウンドがいかにも北欧のバンドという感じです。
水上はるこです。ARTCHにはロンドンのパブで、偶然、会いました。彼らがメタリカのTシャツを着ていて、私もメタリカのTシャツをきていたのがきっかけで話しをはじめました。その時は、世間ばなしで終わったのですが、ルックスも良く、ノルウェーとアイルランド人という珍しい編成だったので、帰国してから、もらっていたマネージメントオフィスに手紙を書き、デモテープを送ってもらいました。四曲しか入っていなくて、レコード会社に売り込みましたが、断られました。その後、どうなったのかは、わたしもくわしく知りませんが、ヨーロッパではそこそこ人気がでたようです。情報や音源をもっている方がいらっしゃったらお教えください。とてもいい子たちでした。
水上はるこさん!!
こんにちは、はじめまして!ここではちょくちょくお世話になっているKUZUです。かれらの音は、1st(LP)と2ndを持っています。(氏の話をさせていただいたら、氏自ら書いてくださるなんて...!!)
彼らはMusic For Nations傘下(だったと思います)の、Active Recordsから、記念すべき1stをリリースしました。LPのタイトルは'Another Return'で、IRON MAIDENの影響(というか、Voのエリック氏の声質がB ディッキンソン氏にそっくり)を感じさせる、ソリッドな正当派のサウンドでした。2ndは1stの延長線上ながら、彼らの持ち味を更に伸ばした、緊迫感あふれる好盤になったと思います。
これが2ndとは知りませんでした。
ジャケットはダサイが渋い名盤です。
10年以上前の作品にて品薄必至。
見つけた人は抱きしめてレジに行ってください。
まさに正統派パワーメタルの名盤!熱いエネルギーをもったアルバムだ。ドラマティックな楽曲群、タイトで重厚な演奏、そしてエリック・ホークの熱い熱いヴォーカルと、文句のつけようがないっす。ミドル・テンポの楽曲が多いが、ヘドバン上等の疾走曲もあり、パワーメタルの魅力をタップリと伝えてくれる。とはいえ彼らの魅力は、あくまでミドル・テンポの楽曲に盛り込まれたドラマ性だ。一聴した際のインパクトには欠けるが、聴き進めるにつれて、熱い塊が押し寄せてくるような感覚に襲われる。素晴らしいっす!中でも「TITANIC」は名曲!
KOZY 2002年11月17日(日)18時37分
意味不明なジャケだが、中身は極上の正統派メタルである。
結構地味に聴かせる控えめなギターと、歯切れの良いドラムがとても良い雰囲気です。
何といっても、ヴォーカルが良いです。パワフルで伸びやかな感じは聴いてて気持ちがイイ。
楽曲は起伏に富んでて、ミドルテンポの曲が中心ですが全く飽きないし、スピードナンバーもキレがあって非常にカッコいいです。
METAL CHURCH、ARMERED SAINT、VICIOUS RUMORSあたりがツボのヒトは、コレは必聴です。こっちの方がカッコ良かったりして。
実は、以前もっていたのですがユニオンに売ってしまった。僕は、馬鹿だ!
サウンドプロダクションにもスピードにも複雑な展開にも大袈裟なアレンジにも臭いメロディにも頼らないまさに正統派ヘヴィメタル。
時期が時期だっただけにこのアルバムの存在は貴重でしたね。
手放しで上手いとはいえないがしっかりと熱く力強く歌い上げるヴォーカルには何ともいえない味があって好きだな。
ミドルテンポの曲がストロングなバンドはやっぱりいい。
普通にヘヴィメタルをやってもこれだけのものが出来るのですよ、と言いたくなる名盤。
今の若い子が聴いたらどう思うのかな?
>>実は、以前もっていたのですがユニオンに売ってしまった。僕は、馬鹿だ!
わしも・・・。
メタル歴30年のおじさんですが、こんなの20年に1枚の正当派大名盤ですよ。ほかにはない
個性的過ぎます。家宝です。
わたしもこれ昔売っちゃいましたね・・・。
白薔薇譲二 2005年12月27日(火)23時52分
他ジャンルでは味わえない「スピード感」が、HMの大いなる魅力の一つであることについては、全く否定するつもりはありません。
それにしても、優れたミドルテンポ系そっちのけで、一にも二にも速い曲ばかりを絶賛する傾向はどうも感心出来ません。
疾走系の楽曲がミドルテンポ系の楽曲よりインパクトが強いのは当然で、それだけで何となく凄い、カッコイイと錯覚してしまうのは、よくあることです。
特にHMの世界に入りたてのリスナーにこの傾向が強く、実際私も昔はそんなところがありました。
しかし、じっくり聴かせるタイプであるミドルテンポの楽曲は、疾走系のように誤魔化しが効きません。
この作品は殆どそのミドルテンポ系の楽曲で勝負している上に、レベルは相当高い!
疾走系の楽曲のレベルも水準以上で、つまりARTCHはホンモノのHMバンドだと言えるでしょう!
Vo.はMAIDENのブルースそっくりで、どの曲も情熱的な彼の歌唱でドラマティックに仕立てられています。6曲目「TITANIC」は必聴!
2曲目「APPOLOGIA」という曲順がどうもしっくりこないので、その前とかにあと1曲アップテンポなのがあれば、変化に富んでなお良い作品に仕上がったでしょうね。
上で数名の方々が売ってしまったと言っておられますが(笑)、中古でいっぱい転がってます。しかも値段は安めだと思うので、正統派HMファンはチェックしてみて下さい。
中古で買いました。たしかに正統派でメイデン風でかっこいいですね。こういう音って飽きないんですよね。硬派って感じで、帯にへヴィネスと書いてありますが、へヴィネスではなく、ミドルテンポの正統派パワーメタルです。メイデン+サバスという感じです。たしかに名盤だと思いました。
91年,2nd
もろ正統派メタルなアルバム
スピード感がないに等しいので
聴く時の気分によっては退屈でしかないが
ちゃんと聴くとなかなかいいものを持ってる
デビュー作『ANOTHER RETURN』が、いきなりKERRANG!やMETAL FORCESといった欧州のメタル雑誌で満点の評価を
獲得した事で知られるノルウェー出身の5人組パワー・メタル・バンドが、'91年に発表した2ndアルバム。
パワー・メタルと言っても、メロスピやメロパワのような疾走するリフ&リズムの上に明快なメロディが乗っかるタイプではなく、
勇壮で重量感に満ち溢れた①や、パワフルなリフ&リズムが戦車の突撃を思わせる③、スラッシーな攻撃性を発散する
スピード・チューン⑨といった楽曲を聴けば分かる通り、その作風はもっとダークでアグレッシブ。重心の低いリフが
ザクザクと刻まれる力強い楽曲の数々を聴いていると、「METAL CHURCH+VICIOUS RUMORS÷北欧メタルならではの叙情性」
という図式が頭に思い浮かんだりも。
しかし、何より本作で特筆すべきは、やはり北欧メタル・シーンきっての名シンガー、エリック・ホークの存在。
「繊細になったブルース・ディッキンソン」といった趣きの歌声は、パワー/表現力ともに抜群で、
特に、緊張感漂う疾走曲⑤では噛み付くような攻めのシャウトを、ダイナミック且つドラマチックな⑥では、
リスナーの胸を鷲掴みにする熱唱を、そして寂寥感漂う泣きの名バラード⑦では繊細な歌い上げをと、
曲のタイプによって様々な表情を見せるその歌唱は、まさに絶品。IRON MAIDENからブルースが脱退した時は、
多くのファンが「後任はこの人で良いじゃん」と思ったものでした(?)。
これだけハイクオリティなアルバムを作り上げながらも、その後の活動がパッとしなかったのは、
まさに時代が悪かったとしか言いようが無い。
北欧?え、アメリカのバンドじゃないの?
U.S.パワーメタルバンドMETAL CHURCH・
ARMERED SAINT・VICIOUS RUMORSが出してた
ソリッドかつダークな音世界。音一つ一つが
北欧にありがちな軟弱さを全く感じさせない
ストロングさ!しかもドラマチック!正統派
メタルかくあるべき!Voも絶品!
1991年はMetal Churchの傑作「The Human Factor」
が出た年だが、Voの力量からこっちの方が上!と
思う人がいても全然おかしくないよな。