CDタイトル↓をクリックするとチェックリストに入ります。
発言者の名前をクリックすると、その人の他のCDレビューが読めます。
(旧形式-更新停止)
BE / PAIN OF SALVATION
今までとなんか雰囲気違いますね。ナレーションやラップやインストが多くてなかなかアルバムのトータル感が摑めません。まあ一聴してPoSを理解できるとは思ってませんのでこれから聞き込んでいこうと思います。
雰囲気が違うといえば、スタジオ前2作(「PE.1」「RL」)で顕著だった、「血の味と肌の感触」を思わせる生々しさが消えましたね。その分、特に気合を入れなくても一気に聴ける作品になった気がします。PinkFloydの「狂気(DSotM)」に似た感じがしたのは私だけですか?
第一印象は、ライブ版である12:5の雰囲気持ったまま、作られたアルバムという感じがしました。大人っぽいという感じ。期待とはちょっと違いましたね。もっと体に悪そうな毒々しい雰囲気がよかったのですが。まだ2回しか聞いてないので、もう少し聞けば、印象も変わるでしょう。今のところ1曲目から4曲目まではいらないといった感じです。
(作る予定があると本人も言っているパーフェクトエレメントパート2を早く作ってくれないかな)
よい
見事に期待を裏切ってくれましたw 前2作とはまったく別モンです。スリリングな展開はほとんど皆無になってしまった気がします。本当に映画を見ているような感覚ですね。私はもの凄いコーラスを期待してたんですが「あれ?」って感じでした(苦笑) ん〜ちょっと期待外れかなぁ。。。
スリリングな展開はほとんど皆無?
ボケがぁ〜〜〜〜〜 よく耳をかっぽじってから聞きなさい。
過去最高にスリリングなアルバムですよこれは。
BEを聞き込んでからRemedy rainを聞くと平凡なアルバムに聞こえます。
過去の音楽にとらわれずに常に前に進み続ける彼らに感謝します。
ただ、若干ナレーションが多いのは、頂けないかも。
ナレーションを除けば完璧です!
Jimmy 2004年10月26日(火)23時10分
「humanity of POS」
間違っても平凡なアルバムではないですけどw(RLは超傑作!)
Jimmyさんの言いたいことはよぉ〜〜〜〜〜くわかります。
ここまで徹底的に完成されたアルバムは他に見当たりません。
そして、これ以上ないくらいの人情味が溢れています。
世界で最も映像性が凝縮されたアルバムであり、真の芸術です。
新潟大地震のニュースで最近はTVをよく見ています。
昨日放送された奇跡の救出撃にはとても感動しました。そしてその後の悲しい結末・・・。人ごとながらと言っては失礼ですが涙がこみ上げてきました・・・。
このアルバムもTVニュースと同等よく聴いていました。
まだ頭の中にあの映像が強烈に残っている時。⑧のナレーション部の日本語で「サヨナラ」という部分。救出劇で救われた子供が母親に「サヨナラ」と言っているような感覚がした・・・。母親が子供に「サヨナラ」といっているようにも聞こえた・・・。
そう思うと鳥肌が立ち、目頭が熱くなった。
偶然てあるもんだなと思いました。多分、今後このアルバムを聴くとあの救出劇の映像が頭の中に思い出されるような気がします。
とっつきにくいとは思いますが、より分かりやすくするためには②③④、⑤⑥⑦、⑧⑨⑩、⑪⑫⑬⑭、で区切りながら聴くのもよいと思います。4つの大作が1つの名作を築く、といった感じですね。
ライキチ 2004年10月28日(木)19時26分
なんだかんだで結構聞いています。
確かに、ナレーションやインストが多い分、一つ一つの曲を集中して聞こうとすると、流れがつかみにくいですね。
むしろライキチさんがおっしゃるように分けて流れを聞いたほうが、一つ一つの曲も逆に掴みやすいです。
音楽的にも、今までの血なまぐさい夢を見ているような(表現しづらいですが)幻想的でミクロな視点より、神とか自然、社会といったマクロな視線から人を見つめており、それがかえって個人的な体験へと戻ってゆくような、自分はそんな印象を持ちました。(自分でも何言ってんだか訳分かんないなあ^^;)
まあ、こっちが期待したことをやってくれるようなバンドじゃないですし、そこが僕を惹きつけるところだと思うので、これもありかな〜と思います。
とにかく、すごいアルバムなのは間違いないです。
gokio 2004年11月1日(月)21時46分
音の映画なり。
正直、今年のナンバーワン作品。
このバンドのファンじゃない人達が聴いたら多分、退屈の一言で終わりでしょう。
今作もかなり暗く、ある意味ダウナーな仕上がりであります。
しかし、へヴィでプログレッシヴで若干サイケデリックな音世界はハマルと抜け出せないモノがあり、バンドの鋭い先見性が窺える。
やりたい放題の傍若無人の域に到達したような感じが伝わってきます。
後は初来日公演が決まれば言うことなし。
.s.m.2さん、自分もPinkFloydの「狂気」を思い浮かべました。これはもはやプログレメタルなんて
陳腐なジャンルを超越してますよね。全曲聴き終えた瞬間に鳥肌立ちましたよ。SE、ナレーションを多用してるのですが、
曲の一部として完全に機能してるので、その点は全く問題ありません。「狂気」を例に出しましたが、
それら偉大なるロックの先人達が残したアルバムと同列で語られるべき真の名盤だと思います。
PAIN OF SALVATIONを聴くのはこのアルバムが初めてだったが、こ、こ、これは凄すぎるやろ!! 完璧! コンセプトもさることながら、音楽の完成度は人間業とは思えないほど。SEが多いが、それもまた美しい音楽なので全然気にならない。最初の語りからしてノックアウトされました。ちょっと長いが、私はこのアルバム一枚で一曲と考えたい。2004年の最高のアルバム、いや21世紀最高のアルバムの一枚であることは間違いないが、これはもはや音楽史上最高の一曲の一つではあるまいか。完全再現のライヴが観たい!
ところで、はずかしながらThere's room for all god's creatures right next to mashed potatoesの意味が分からないんです。文字通りなのかな?
"BE"のDVDが出ますね〜ヨーロッパツアーの映像なのかな?
このアルバムをライブでどう表現するのか?と気になりますねーー。
輸入版しか出ないのかなぁ?やっぱり・・・
この作品を出来るだけ多くの人に聴いてもらいたい。
真のプログレッシブアルバム。
私にとって、POSは究極のバンドだ。
う〜む、何度聴いても飽きない…。
とことん聴き込みたくなる、ディープな作品。
恐るべし、POS。
暗くて難解なアルバムは好む傾向にあるんですが、このアルバムはなかなか理解できない。
いつも聴いたあとに何ともいえない感覚に陥るんですが、なぜか2週間くらい経つとまた聴きたくなるので意外とマメに聴いてます。おかげで少しずつ好きになってます。
こういうのがスルメ盤なんでしょうなぁ…
このアルバムは過去の作品の比べて、とっつきにくさが増したような感じですね。
前作が曲単体でも聴けるようなものだったのも影響しているのかも。
正直、この「BE」は理解出来ていません。
とっつきにくい「BE」、とっつきやすい(POSの中では)「REMEDY LANE」を交互に聴いて、理解しようと必死です(笑)
あ〜POS漬けだなぁ。
ライブDVDの出来が凄いです!
「BE」の世界観を完全に再現しちゃってます。
二番目に好きなアルバムです!!(1番はもちP.E1です。)どのアルバムもですけど聞けば聞くほどはまっていき抜け出せなくなる。んでもってライブDVDで感動!!聞いたときは自分もフロイドを思い出しましたねー。でもPOSの音楽は深すぎてわからんことだらけですが、誰かの言葉ではありませんが、「考えるより感じろ!!!」ってことで。でも何で毎度毎度こんないいアルバム創れるんだろう。凄いなーー。
言葉では言い表せない音世界。
これから聴こうとしている人の妨げになるといけないので、下手なことは言わない。
どんなに賞賛の言葉を書き並べても、この作品の前では陳腐な表現にしかならない。
…お宝発見隊長さんと同じく、とにかく聴いて欲しいと心から思う。
鋼鉄の皇帝 2005年12月27日(火)22時0分
シンプルなタイトルがかえって難解さを物語るような、存在命題やら何やらを巡るコンセプト・アルバムです。
音楽性はますます単純なメタルからは離れているので、かなりとっつきにくさはあります。
↑でも指摘されてますが、ちょっとPINK FLOYDの『THE DARK SIDE OF THE MOON』にも似た雰囲気があり、(10)「NIHIL MORARI」の歌詞なんかはTHE WHOの『TOMMY』を思い起こさせたりと、少し過去の名作を意識したようなところも窺えます。
中身は相変わらずPOSならではの陰鬱かつ美しくもひねくれた高品質プログレ・メタル。毎回方向性を変えているにも関わらず、本当に外れのないバンドです。
ただし、ちょっとSEや語り部分が多すぎるのは気になります。コンセプト的に必要性があるのも分かりますが、音楽自体に語らせる力のあるバンドなだけに、もうちょっとSEは少なくしても良かったと思います。
(4)「PLUVIUS AESTIVUS」なんかはピアノの演奏だけでも見事に雨を感じさせてくれるわけで、もう少し全体にメロディや歌での表現にこだわって欲しかった。彼らの大きな魅力は特にメロディの美しさにあると思うので。
それから(8)「VOCARI DEI」の、おかしな日本語部分とか……効果を狙う気持ちは分かるけど、日本人ファンとしては、あれでは台無しです。
他に気になるのは、人間味を出すために登場したMR.MONEYというキャラクター、個人的な好みとしては、作品が軽くなるから出てこなくても良かったのにな、と思ってしまいます。
なぜか文句ばかり多くなってしまいましたが、そういう不満点を差し引いても、十分傑作だとは思います。やはり長く楽しめそう。
曲単位では、フレドリック・ハーマンソン作曲の(13)「ITER IMPIUS」が特にお気に入り。フレドリックはPOSに必要不可欠な素晴らしいキーボーディストだと思います。今後、作曲にも大きく関わってもらいたいなぁ。
>はせくらさん
"There's plenty of room for all God's creatures. Right next to the mashed potatoes."っていうジョークがあるみたいですね。
どういう意図で使われているのか気になりますが……英語圏の人にはぱっと通じるものなんでしょうか。
一撃で撃破か?!
な、なんということだ。
POSのモビルスーツは化け物か。
初聴では理解しにくいバンド
でもそういう傾向のバンドのほうが長く聴いていける気がする
傷をえぐり出して大手術するようなアルバムが多い中で、「存在」をテーマにしたのはある意味異質ですね。
自分にとっては、数曲ピックアップすることなく必ず通しで聴く一枚です。
毎回高品質のアルバム出してきたけど
これも期待を裏切らず素晴らしい出来。
PoSは一体どこまで進化していくのだろうか・・・
前作とは違いやや明るい(お洒落な感覚かな)作品だけど , 名作 .
初めて聴いたときは印象に残らなかった。でも何度も聴くうちにこのドラマティックなメロディにどんどん惹かれていった。インスト、ナレーションも全て美しいので、余計だとは思わない。映画音楽をロックバンドが演奏してるみたいな美しさがある。
ただしコンセプトは、何度解説・対訳を読んでもよく分からない。
聴くたびに新たな発見があるし、このアルバムを理解するためにも何度も何度も聴きこむ必要があるだろう。
とにかくこれはPAIN OF SALVATIONの最高傑作であり、名盤だと思う。このアルバムとは長い付き合いになりそうだ・・・。
メタルではないけど最高傑作
上で散々語られてるから言うことなし。
映画音楽、という意見に賛同です。TPE1なんかもそれっぽい雰囲気でしたが、
これは映画音楽的ロックの極みでしょう。ただ、私なんかはそれを悪い意味でも
捉えてしまっていて、純粋なロックの面白さ・カッコ良さは前二作よりも劣るかな、とも
思いました。気楽に聴けないPOSの、最も気楽に聴けないアルバムです。
しかしこれでしか味わえない唯一無二の世界、というのは確かに持っています。
POS、初めて聴きました。
素晴らしかった。
気がついたら引き込まれてました。
さまざまなジャンルが入っていて飽きません。
ピアノのメロディー素敵ですね。
プログレな部分も面白い。他のアルバムも聴いてみようと思います。
これほどまでに最高のバンドPOSが、日本でいまひとつ受け入れられないのはなぜか?
酒場である人が言ってました、
「坊やだからさ・・・」
とんでもないアルバムを作ってしまいましたね…
どこか懐かしいけど誰にも似ていない、もはやプログレと括るにも有り余るその深長な音楽性はどこから触発されたものなんでしょうか。突然変異ともとれる一方で、Dea PecuniaeあたりはThe Wall期のPink Floydっぽくもあるし…おそらく聴き手によって全く異なる所感を齎す玉虫色の音像なのでしょうね。真っ黒なジャケットとは対照的に。
これまでのアルバムはコンセプトありきの楽曲が持つ個々の味わいを不断に楽しむ感じでしたが、今作は一曲一曲の主張があまりに強く、その放縦さから一貫性を見出すのはかなり至難で、しかしその混淆の中でもイデア論的(また陳腐な言葉ですが)ストーリーは間違いなく進行しているわけで…
ああ、言葉でこの稀有な作品を形容するのは難しすぎる!とにかくご一聴ください。Pink FloydやMarillionが好きな方なら絶対に気に入るはず。特にLilium CruentusやIter Impiusを推します。
例のごとく、日本版推奨です。今回もダニエルによる『簡単な紹介(それにしちゃ長いし難解すぎるよ)』が全訳で載っています。
このアルバムの考察だけで本一冊書けると思うのですが…知名度低すぎるよなぁ。処遇が釣りあいませんよ、本当に…