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GREEN HELL... / MYSTIC FOREST
EIKENSKADENのSTEFAN KOZAK氏が在籍というので、興味を持ってみたバンドの1st。ステファン氏にとってどちらが本隊なのかは不明瞭ですが、たぶんこっち。
目にしみる夕焼けを連想する哀愁ギターとヘタに聴くと動悸息切れが起こりそうな激速ブラスト、そして病原菌に感染した悪霊が呪文を唱えてるような、人間性を感じさせない邪ヴォーカル、等がこのバンドの魅力す。単純にいえば他とは一味違う音楽をやっており、広大な黒金属世界においても個人的には絶対必須なバンドす。
MAI.K 2004年10月27日(水)18時2分
長所も大きいが短所も目立つ個性的なブラックバンド。現在5thまでリリースされていますが、これ一枚買えば十分です。このバンドはどのアルバムも同じ様なメロディなので、一番ギターソロが目立たない・少ない、音作り・メロディの質が良い、この1stを断然推します。ですが言い換えますと、これだけは必聴盤です。他ではあまり聴かれない、このバンド独自のメロディーに衝撃を受けると思います(私が初めて聴いたのは3rdだったのですが、それでも衝撃を受けました)。音質は雨がザーザー降っている様な、プリミティヴな音作り、音のバランスは良好。Voはディストーションで歪ませたような絶叫タイプ。Gtが全編聴き所で、耳に残るレトロでメランコリックなリフを掻き鳴らし中心で、ソロも入ってきますが、ギリギリ許容範囲内だと思います。このメロディセンスこそがMYSTIC FORESTの最大の武器なのです。Drは電子ドラムを、緩急をつけて叩いています。音が70・80年代ロックのドラムみたいな音で、なつかしい感じがしますね。Keyはピアノ中心に入ってきますが、あくまでGtが中心です。SEで自然の川の音等入っている辺り、コンセプトを感じます。
1曲3分前後と、長い事聴くのには耐えないですが、一度聴いたら忘れられないこのメロディを体感してもらいたいです。腐りきった現代社会の今、何か思い出させられるような一枚です。