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WELCOME TO THE SHOW / EVIL MASQUERADE
ROYAL HUNTの初代Vo、ヘンリック・ブロックマン率いる様式美、クラシカルメタルバンドのデビュー作。
ヘンリックは力強い歌唱をこなせるようになっており、昔よりもうまくなっていました。とてもうれしい。
「クラシカル」・「キラキラ」・「実力派シンガー」と三拍子(?)揃ってます。
演奏もなかなかのもので、特にGはWUTHERING HEIGHTSにも参加しているので安心して聴けます。
EVIL MASQUERADEというバンド名が示す世界観がサウンドの中に感じられるのがとてもイイです。
ボドムっ子 2004年11月3日(水)15時16分
巷に溢れているありがちな様式美ネオクラメタル。
クラシックのフレーズが、ワンサカ出てきて、またこんなのか…と嘆息。
ヘンリックが歌っているということにしか価値を見出せず、なんとも残念。
曲がいいからヘンリックのVoも映えるんだな…と、ロイヤルハントを聴き返すようになりました。
アンドレ・アンダーセンとリチャード・アンダーソンが参加している豪華なアルバムです。曲もなかなかの出来。ジャケットはイマイチだけど、久しぶりにヘンリックの歌声が聴けてよかった。
インペラル 2004年12月4日(土)10時57分
ヘンリックのVo.が聞けるだけでも、個人的は大満足である。ロイヤルハントとの比較で言えば、オカケンさんの言うとおりあの哀愁溢れるロイヤルハント・サウンドの方が、ヘンリックには合っている気がする。この作品を聞いて、ありがちだなと思う人は、この手のサウンドが好きで結構作品数を聞いている人ではないだろうか?特筆すべき点は見つけにくいが、トータル・バランスは悪くないし、クラシカルなヨーロピアン・メタルが好きな人は、聞いてみてもいいと思う。
そう、このアルバムは、楽曲云々よりも、ヘンリックのヴォーカルのファンの人が聞けばいい。その筋の方なら大満足だと思う。ヘンリックは、レンジも表現力もロイヤル・ハント時代から一皮むけたようである。
一応楽曲について説明すると、疾走感に重点を置いたネオ・クラシカル・メタルと言う感じで、大半の楽曲が、疾走曲であるので、疾走マニアには美味しい作品。
ただ、純粋なネオクラシカル作品として考えると、ちょっとクラシックからの引用が露骨すぎるような感じがする。引用するにしても、もう少し捻った方が・・・ギターはそこそこ巧いけどね。
楽器隊では、個人的にはギターよりも、テクニカルなリズム隊に耳が行った。特にドラムスは素晴らしい。
あとはやっぱりゲストキーボードですね。アンドレ・アンダーセン、リチャード・アンダーソン、マッツ・オラウソンという、その手の有名奏者が2曲において弾いていらっしゃる。特にアンドレのプレイは素晴らしい。楽曲の世界観にピッタリです。
次作では、もう少し楽曲の練りを期待したいが、なによりもこうしてヘンリックの歌声が甦ったことは嬉しいことだ。
Royal Huntの初代ボーカル、ヘンリク・ブロックマンとWuthering Heightsのネオクラギタリスト、ヘンリク・フリーマンが中心に結成したバンドの1作目。2004年に発売された。
さてこのバンド、先述したとおりRoyal Huntの元ボーカル、ヘンリクが参加するとか、Royal Huntのブレイン、キーボーディストのアンドレと
現Time Requiemの鍵盤魔人リチャードアンダーソンがゲストで弾いてるとかで結構話題になったアルバムなのだが、
肝心の楽曲はその参加メンバーから予想されるとおり、様式美・ネオクラシック・パワーメタルです。
大半が疾走感のある曲ばかりなので、普段ネオクラを敬遠する方でも割りとすんなり聞けると思います。
またこの作品、露骨にメジャーなクラシック曲の引用をいろんなところでやってるので、普段メタルを聞かない方にも
「こんな面白バンドがあるんだぜ」といえるようなできばえ。ただ引用が結構強引なので、それに伴ってちとプログレっぽいところが
なきにしもあらずで、不思議な構築美・曲展開に触れられます。
収録曲も割りとバラエティーに富んでいて、キャッチーでドタバタした感じが表現されている2曲目、11曲目、
ソロ部分で二人の鍵盤魔人が激しくバトルするネオクラチューン3曲目"The Wind Will Rise"、流麗なサビメロが印象的な4曲目"Oh Harlequin"、
クラシックからの引用が強引な5曲目、7曲目など、まさに"Evil Masquerade!"といった感じのごった煮アルバムです。
個人的にはこのハイテンションで聞きやすいネオクラアルバムがとても気に入っているので、頻繁に聞いてます。
露骨なクラシックの引用が苦手でない方は、一聴してみる価値はあると思います。おすすめ。
やたらと見え隠れするクラシックの有名なフレーズはさすがアルバムが終わりに近づくにつれうざくなるが、この哀愁に満ち、さらに印象的で耳に残るメロディが満載の楽曲群は秀逸と言えると思う。さらに疾走曲が多い。感じとしては、ロイヤルハントよりも数段「わかりやすくした」ネオクラシカル・メタルといった感じだろうか(笑)。疾走と哀愁さえあればメシがすすむメタラーなら満足するに違いないだろう。
"邪悪"で、"妖艶"だが、それでいてどこかしら親しみやすいというか・・・このバンドの表現する世界観にヘンリクの"品"のある歌声が見事にマッチしている。表現力に磨きがかかっており、ロイヤル・ハント時代の彼とは比べ物にならないほど"華"がある。
どの曲も一筋縄ではいかないというか、予想どおりとはいかない。ひねられた構成だが、複雑ではなく、独特なキャッチーさがある。ほんとに聴き応えがあると思う。
日本盤には「君が代」のインストをボーナストラックとして収録しているのもなんだか嬉しい。