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LEFT EYE / JURASSIC JADE
「左目」というタイトルのアルバムである。このタイトルには、「隻眼」という意味が込められている。それが見た物はなんなのだろうか?
アルバム収録曲のほぼ90パーセントがここ数年のライヴで何の音源もないままライヴで披露され、試行錯誤の上、完成されたヴァージョンである。
内容的には、「スラッシュ・メタル・バンド、JURASSIC JADE」という肩書きはもう殆どなくなった感があるサウンドである。アレンジや、展開はこれまで以上に、非常に複雑であるが、そこに宿るエネルギーは、これまでの作品と多少異なる。非常に骨太なものだ。
そして、どことなく、ジャーマン・プログレなどに通づる混沌とした世界も感じさせる。
私にとって、このアルバムは、現在までの中で、最も愛すべきものになった。
是非、いろんな方に聴いていただきたい内容です!
スラッシュメタルの要素は、無くなったに等しいが、聴き応えのあるアルバム。
ベーシストのジョージさんの音もユニークで良い。
日本のインディーズに興味をもっている人は、ぜひ聴いて欲しいアルバム。
結成20周年を迎えるバンドは、やはり音がちがう。(他のバンドと比べて。)
2004年発表の6th…かな?
このバンドはオムニバスの「鏡よ鏡」等を聴いていましたが、随分変わってますね。
まああれからかなり時間が経っているので、当り前かもしれませんが…。
まず驚いたのはヴォーカルのかっこよさ。
女性Voでガナりのスタイルって、どうも女子プロレスやまちゃまちゃ、スケバンなどの
ちょっとダサめのイメージを持ってしまいがち(ぶっちゃけ、五人一首のヴォーカルは
女子プロみたいだと思って少し萎えた)ですが、このJURASSIC JADEのヴォーカルは全く
そんな事はありません。かなり太めの声で擦れたガナりで、ある意味ARCH ENEMYよりも
女性らしくないと思います(褒めてます・笑)。最初男だと思いましたもん…。
「鏡よ鏡」辺りはまだ可愛らしさがありましたが、もはや威圧感すら覚えます。
曲の方は…私はスラッシュに造詣が深くないのであまり的を射たコメントが出来ませんが、
体感速度や疾走感よりも禍々しい重さを重視した音楽性だと思います。
そして詞も社会的なテーマを含む、単なる悪趣味とはかけ離れたシリアスなもの。
どうもこのバンドは「サルを回せ」の印象が余りにも強く、ネタ的な歌詞を好むのかと
思い込んでいたので結構驚きました。っていうかこんなシリアスなバンドに対して
そう思い込んでいた事を謝りたいですね(笑)。Xとのオムニバスしか聴いていない人も是非。