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WAITING FOR THE SUN / UNRULY CHILD
1998年発表の2nd。
92年にセルフタイトルを冠したデビューアルバムを発売後、グランジ全盛の時代ということもあったためか、商業的な理由により消滅してしまったバンドが、メンバーチェンジを経て発表された6年半ぶりの2nd。元TONE FURYのブルース・ゴウディをはじめ元HURRICANEのケリー・ハンセンとジェイ・シェレンの3人構成によるバンドで、本作ではBAD ENGLISHやCOVERDALE/PAGEで知られるリッキー・フィリップスがゲスト参加している。音楽性は爽快感溢れるアメリカンな産業ロックサウンドで、耳辺りの良いメロディが好印象なのだが、TOTOのボビー・ギンボールのソロ作の曲を取り上げた②などのカバー曲が多く収められているせいか、バンドとして単なるプロジェクトという印象も拭いきれないのも事実で、オリジナルの楽曲が良いだけに勿体無く思えてしまうのが残念だが、上述のように産業ロックが好きな方、特にTOTOやBOSTONを好きな方は気に入るのではないだろうか。彼らのフォロワーにあたるDEPARTUREやFINAL FRONTIERに近いサウンドなので、その手のファンは一聴の価値あり。