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LIVING IN FEAR / TEMPEST
Ollie Halsalはもっと評価されていいと思う。説明できないけど、聞いてほしい。
74年発売の2ndアルバム。
トリオ編成となり、よりロック色が濃くなった作品で、かなりオリー・ハルソールの影響を感じさせます。
彼らとしてはストレートな楽曲や、ジャズ寄りHRの曲ではオリーの跳ねるように弾くギター等、かなり
癖のある賑やかなアルバムに仕上がっています。また、ボーカルも勤めるオリー本人の声質もハスキー系
で味のある歌声です。本作も1st同様、ジャズ系HRの名盤といえますよ。
最高。オリーのギター、このアルバムが一番。
ジャズ系云々より普遍的なハードロックの名盤です。
1974年リリースのセカンド・アルバム。一時的に5人編成となった後ポール・ウィリアムスとアラン・ホールズワースが脱退し、3人編成となって制作された。結果的には当初ジョン・ハイズマンが画策していた少人数ユニットを、最少人数で実現した形だ。前作で前面に出ていた2人に代わり、オリー・ハルソールがヴォーカリストとギタリストを兼任したことで、よりストレートで乾いたロック・サウンドへと様変わりしている。前作のようなやや重苦しい雰囲気はなく、むしろライトでノリのよさが心地よいハード・ロックという印象だ。元タイム・ボックス、パトウーという経歴を持つサウスポー・ギタリストのハルソールは、知名度こそ低いがホールズワースに全く引けをとらないテクニシャンで、時に粘り気のあるフレーズと強めのピッキングが特徴だ。またソウルフルなヴォーカルが、ベースのマーク・クラークの音域の高い声と対照的で、2人の掛け合いが面白い。少人数となったことで、ハイズマンの手数の多いドラムも効果的だ。バンドは結局2枚のアルバムを残し解散してしまうが、何れも素晴らしいアルバムであり(どちらが好みかは意見が分かれるところだが)ブリティッシュ・ロックの大いなる遺産であることは間違いない。
オリー・ハルソール。いいギタリストだと思うんだけど、如何せん
アラン・ホールズワースの影に隠れちゃって正当な評価がなされない人です。
少々ジャズロック臭さは後退してハードロック風味が強くなったのも
オリーの参加が大きいのかも。
異色のカヴァー「PAPERBACK WRITER」が浮いている気がしないでもないけど。
ジョン・ハイズマンのドラムはいつ聴いても気持ちいいですね。
COLOSSEUMが好きな人にもお薦めです。