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ANGELS FALL FIRST / NIGHTWISH
かのNIGHTWISHの1st。
2nd以降と比べるとやはり若干質が落ちるかな、と言う点は否めません。
が、ここでもターニャ嬢の美しいオペラティックな歌唱は十分フューチャーされていて、その手の好きな人にはアピールすると思います。2nd以降のパワーメタル然としたアグレッションはまだ前面に出てなく、曲調はどちらかというとシンフォニックなゴシックメタルといった趣です。何曲かで出てくる男性Voはかなりガックリきます。弱々しくて全くターニャ嬢に対抗出来ておりません。この路線で続けてたらブレイクしなかったかも。
でもこれはこれで結構好きです。
以前輸入盤を持っていましたが、この度リマスター&ボーナス・トラック付で日本盤が出たので買い直しました。こっちには未発表1曲とライヴ音源が3曲追加されています(ライヴ入れるぐらいなら「Sleeping Sun」を入れんかい!!!怒)。以前に比べると音が確実に良くなっています。輸入盤はどうも音が団子のように固まっていてあまり好きにはなれなかったのですが、今回のリマスターはそれぞれがいい具合に拡散し、現在のNIGHTWISHの音に近づけてスケールの大きさを強調しています。そんなわけでこの作品が以前よりとても好きになりました。
確かに曲は2nd以降に比べると劣ると思います。しかしこの頃から彼らの独自性は発揮されていると思いますし、今ヨーロピアン・メタルの頂点として君臨しているNIGHTWISHの原石がここにあると思うと感慨深いものがあります。
この頃の北欧の土臭さというか、フォークロア的な感覚も大好きです。
ターニャ嬢がパタリロに見えた僕は駄目駄目ですか?
本作を買った一年後に名作2ndアルバムが出ました。本作の「負」の印象が強かったので、2ndへ手が伸びにくくなっていました。
リリース当時は、この頃に女声でGothicをやった音、例えばDREAMS OF SANITYやらと同じの、典型的なパターンの様な気がしました。ターヤのVoは確かに秀でていました。が、メロディーのインパクトは「まあまあ」、他に取り立てて欠点も無い代わり、Gothic枠の中に納まった感もある、Gothicが好きな人にはとりあえず手堅い一枚、という感じでした。
NIGHTWISH流パワーメタルの切れ味を知った後で、本作に手を伸ばすのは、ある程度覚悟が必要かも。NIGHTWISHってどんなバンド?といわれて、本作を出すことは、僕はまずありません。その後の深化・進化を、僕はまったく想像出来ませんでした。
演奏は旨いんだけど曲がイマイチ。
マニア向けのアルバムだな。
キング×× 2006年11月18日(土)21時20分
ターヤが脱退してしまった今となっては、演奏面だけでも再録してほしい。
絶対、迫力のあるサウンドになると思うから。
私がメタルにはまったきっかけとなったアルバムです。
一曲目Elvenpathの疾走は素晴らしいです。が、一曲目以外はスローテンポな曲ばかりです。
といってもTarjaのパワフルな歌唱はこのアルバムでのものが最強だと思います。
私としては、それが顕著に現れる、Elvenpath、Beauty And The Beast、Astral Romanceがオススメです。
Elvenpathの疾走部分が中々良い感じだったから
オペラ歌手入りのメロスピバンド、っていう路線にしてほしかったな。