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UNDER A WILD SKY / PHOENIX DOWN
1999年発表の1st。
1980年代中期、かのALICE COOPERで腕を揮ったことで知られるマッチョギタリストことケイン・ロバーツのプロジェクトによる1st。ゲスト陣にはGtにTEN(今となっては元か・・・)のヴィニー・バーンズや①では共作としてもケインをサポートしたマイク・スラマーなどが参加し、ソングライターとしては元SURVIVORのジム・ピートリックやソロ名義の作品に続いてあのデズモンド・チャイルドが参加し、バックアップを得ている。作品としてはジャケットのアートワークに示されたように全体的にダークで陰鬱なフィーリングが漂っており、バラードの多さがまったりとした雰囲気を加速させている。しかし映画「ROCKSTAR」の劇中で使用された正統派HRの①やタイトなドライブチューンの④などのタイトなロックナンバーはソロ作にも劣らないであろう出来。前途のようにバラードは多いがその中でも⑤に代表されるパワーバラードは出色の出来なので往年のHRファンは中々楽しめるだろう。因みに本編最後の⑩や日本盤ボーナストラックの⑫⑬などもソロ作のリメイク曲なので、昔からのファンも素直に喜べるはず。マニアックで申し訳ないが、これはかなりの良作。
マッチョギターリストのバンド名義ファーストであるが、ソロ作の第3弾といっても良いだろう。1曲目はメタリカ風のハードロックであるが、2曲目からは、ソフトなメロハーになります。ソロのセカンドに通ずる出来栄えで、ピートリック、チャイルドが曲を提供しているだけあり、メロディアスな作品に仕上がっている。