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OUT OF REACH / BLIND FURY
SATANの進化バンドによる85年発表の唯一のアルバム。
う...う...、凄い、凄いよこれは...!
ツインギターによる「泣き」が、あれよあれよと次々に飛び出してくる。楽曲は、このギターを聴かせるためだけに構成されたものじゃないかと思えてくるほど、とにかくギターが前へ前へと突っ込んでくる。
最後まで圧倒されっぱなし。誉め言葉しか見つからん。
もう少しギターの音像がハッキリしていれば、なお良かったね。
NWOBHMファンなら、これは聴いといた方がいいよ!名盤だぁ!
ボーカルはややベタッとした声だが、音には合っていてグー。
それよりも、このバンドの良い所は美しいツインリードでしょう。
全編にわたって心奪われるようなギターが怒涛のように畳み掛けてくる。
メタルファンなら聴く価値はかなりアリ。要チェック。
ギターが目立ってて、とてもカッコイイ!
これはNWOBHMの名盤といえるアルバムだと思う!!
ジョエル 2005年11月30日(水)22時58分
楽曲の良さが光る名盤。
余裕さえ伺える様な流麗なツインリードは必聴。
聴けば聴くほど良さがわかるスルメの様な一枚。
このバンド、実はVoが違うだけで、実態はSATANそのものです。皆さんが仰るように、聴き所はやはりGuiterで、後期NWOBHMの正統派ならではの雰囲気を残す、湿っぽいメロディーに、煮え切らないVoとのコンビネーションはハマりまくっていると思います。
本作は僕も大好きです。3年ほど前に輸入盤で復刻されているのを見つけて、リーズナブルなお値段でGet出来て幸せです(^^)
英国はニューカッスル出身で、BLITZKRIEGのブライアン・ロス(Vo)が在籍していた事でも知られるNWOBHMを代表する
名バンドの1つSATANが、そのブライアンの脱退(というか解雇)や、音楽性の変化を契機にBLIND FURYと改名。
'85年にROADRUNNER RECORDSから発表した唯一の作品で、NWOBHM後期屈指の名盤と謳われる1枚。
手数の多いGリフの刻みから、息の合ったハーモニー・プレイに至るまで、スティーブ・ラムゼイとラス・ティッピンズの
絶妙なコンビネーションが堪能できるツインGを楽曲の中心に据え、如何にも英国的な煮え切らない湿り気を帯びた
HMサウンドは、SATANの作風を継承しつつも、前任者と異なり、ボーカル・ハーモニーなんかも似合う明るい声質の
持ち主である新Vo、ルー・テイラーの存在もあって、SATAN時代に比べるとグッとメロディアスに垢抜けた、
NWOBHMのみならず「80年代HM」的な魅力も放つ内容に仕上がっている。
特に、変幻自在のツインGハーモニーを伴って颯爽と駆け抜けていくOPナンバー①(IRON MAIDEN+PRAYING MANTIS?)や、
本編屈指のドラマ性の高さを誇るアルバム表題曲②、鋭角的に疾走するアグレッシブな⑤、
そしてラストを劇的に締め括る⑧といった楽曲のカッコ良さは格別。
今改めて聴き直すと、流石にサウンド・プロダクションは古臭いし、全体的に未洗練な印象が
否めないものの、それを差し引いてもHR/HMファンなら一聴の価値がある作品かと。