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DAMNED AND MUMMIFIED / ABSCESS
2004年作の5th。
うーん、徹底したアンダーグラウンド・オールド・スクール・デス・サウンドだ!!
さらにオカルト色、ドゥーム色も強くなっていて、これまでの作品の中では、最もAUTOPSYに近い。
2曲め、4曲め、6曲め、8曲め、10曲め、12曲めは、その典型であろう。
3曲め、9曲め、11曲め、なんかは、突然ハード・コアだが。
デスメタル黎明期に心酔していたAUTOPSYへの愛着から、ハードコアな感触になかなか馴染めなかったが、慣れてきた。しかしそれ以外はホント初期AUTOPSYテイストが濃厚だ。
やはりAUTOPSY好きにはゆったりしたテンポでゴミ捨て場のような湿り気がある曲に魅力を感じるのだ。
グシャっとした質感はモロAUTOPSYだが、唯一違うのはヴォーカルか。ハードコアな感触が仇となっているのか、当時感じられた異様なまでのカリスマはあまり感じられなくなったように思う。
しかし、より過激にインパクト勝負ゴアメタルに走るバンドが多いなあと感じるが、決してやり過ぎないこういうデスメタルをやるバンドは貴重だ。このアルバムもインパクトは強烈だが、ひとつひとつのリフに聴かせる仕掛けがあり、楽曲で勝負している。