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TEMPLE BALL / SONS OF OTIS
いよいよ本格的に壊れてきた(笑)99年作の2ndフルレンス・アルバム。
前作まであった比較的ハイ・テンポの曲は一切排除し、ひたすら低音を強調したドゥーミ-でスペイシーなリフが空間を響き渡る、極上のトリップ・アルバム。
CDをスタートさせれば、マリファナの紫煙の先に行き着く無限の宇宙空間にアルバムの裏ジャケットのように一人取り残されるであろう。甘い香りが今にも匂ってきそうなスラッジーなドゥ-ム・サウンドが作り出す宇宙空間にアルバムが終了するまでトリップの孤独に耐えなければならない、上級者でもヤバいと思える作品だ。
OTIS時代からの曲で、1st再発時に外された楽曲「Nothing」と「Windows」が再び再演されていて、得に「Windows」は「Windows Jam」と名を改めて、10分に渡るジャム・セッション風味の酩酊感が増したアレンジが施されている。
また、本作ではMOUNTAINの「Mississippi Queen」がカヴァ-されているが、いい意味で台無しになっている(笑)
カナダのスラッジ寄りストーナーロックバンドの2nd。
前作よりもさらに浮遊感というか虚無感がUP。
スペース感覚も健在。
宇宙の音が聴こえるバカップルも頭に花が咲く傑作。
このバンド特有の何言ってんだかさっぱり解らナイぼえぼえヴォーカルも凄い。
ぼえ〜と言えば反町隆史かSONS OF OTISかっていうくらい凄い。