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SI MONUMENTUM REQUIES,CIRCUMSPICE / DEATHSPELL OMEGA
屈指の名盤。
90年代初期バンドの名作に匹敵する作品。
さすがにネットで話題になっただけのことはある名作です。
このジャンルはプリミティブブラックらしいのですが、音質は低音も効いていてかなり良いと思います。
これを聴いていて思ったのはプリミティブブラックというよりは、MAYHEMの1stあたりのトゥルーブラックといった感じがしました。
あのアルバムを宗教音楽っぽくした感じでしょうか。
#2、#8〜#11あたりがお気に入りです。
特に11分を越える大作の#11は絶品です。
ちなみにこのアルバム、曲数も多くなんと13曲で77分以上もあります。
慣れないうちは通して聴くと少し疲れるかも。。。。
2004年発表の3rd。
確かにこれは凄い作品ですね…
まずメロディなんですが、ちゃんとブラック特有の荘厳かつ荒涼とした物はもちろんの事、
時折出てくる鬱メロディがやばいです。BURZUMにも匹敵する程の鬱屈したメロディで
聴き手の生きる気力をじわじわと蝕んでいく事請け合いです。
音質も低音が効いていながら、決して音圧に頼る事でマッチョになったりせず、邪悪さを保った
ブラックとしては理想的な音造りなんじゃないかと思います。
そこに乗っかるヴォーカルも、うめきとがなりの中間くらいの声なんですが、明らかに
喉に負担を掛けそうな歌い方にもかかわらず、安定していてまるで地獄の聖書を
淡々と朗読しているかのような、威厳と邪悪さを兼ね備えた悪魔の声を出しています。
そして、この作品を超がつく程の名盤たらしめていると思うのが名曲⑪の存在。
もしかしたら、ブラック黎明期の名作とされるMAYHEMの「Freezing Moon」やEMPERORの
「I Am The Black Wizards」にすらも匹敵するくらいの名曲かもしれません。
全体的にクオリティが高いアルバムですが、この曲によって作品が更なる高みへと
引き上げられているように感じました。
ただ、SE的な曲はもう少し短くして欲しかったかもしれません。
雰囲気は凄く出ているんですけど、多いし5分もいらない気がします。
個人的にこの作品は、ブラック黎明期の邪悪さを、単なる懐古趣味ではなく、現代の
音として再構築したような作品に感じました。ブラックメタルのアーティストの作品を買う時、
ついつい昔の音源に手を出してしまう人には激オススメの作品です。
とにかく「ブラックメタル」のど真ん中に位置しそうな感じの音出してます。
それにしても、商売っ気の無いジャケットですね…(笑)。イラストもB級っぽいし。
あのかっこいいバンドロゴを前面に出せば、もっと売り上げが伸びると思うんだけどなぁ…
全13曲、77分以上とかなり聞き応えがあります。
トゥルーブラックですが、意外にノルウェジアンな感じはしません。
音圧が結構あるのでゴシックな感じもかなりあります。その辺フランスっぽいのかな?
なんにせよ、とにかくレベルが高いですのでブラックファンは必聴です。
今までEMPERORやCRADLE OF FILTHのようなメジャーなブラックメタルバンドしか聴いてなくて(しかも近作ばかり)真のブラックメタルを聴いてみたい!と思って購入し見事自分の神盤リストに入った奇跡の1枚。
「ブラックメタルは音質が悪い」とよく聞きますがこのアルバムはそうでもなく割と良い方です。ギターがシャリってるぐらいで全体的に生音っぽい感じです。これぐらいの音質が荘厳な雰囲気出してていいんでしょうね。
とりあえずブラストが激烈で結構多用してますが、展開の巧みさもさる事ながらリフの鬱メロが素晴らしいです。個人的にはかなりメロディアスだと感じました。Keyは入ってませんので余計な装飾はありません。それでも音はかなり分厚く正に轟音の塊。その上に乗っかるVoがまた呪われそうな凄まじい声でシビレます。
どの曲も凄い暗黒色でヤバいんですが、このバンドの美点をかき集め11分にわたってブチ放つ⑪の素晴らしさは筆舌に尽くしがたいものがあります。聴けば分かります。
最近のブラックメタルにはない、闇の音を聴きました。ネットで評価が高いのも頷けます。中ブックレットも過激。
自分のように真のブラックが聴いてみたい人にオススメします。
ブラックではMAYHEM、EMPEROR、BURZUM、1349に続く衝撃です。
邪悪かつ冷酷なリフ、宗教的なメロディ、呪術的コーラス、目まぐるしい曲展開、どれを取っても偉大な先人達と引けを取らないと思います。
基本的にはプリミティブなブラックですが、超名曲の⑪のように高い芸術性も感じさせる辺りタダモノではありません。
ただ70分以上とヴォリュームがあるので、ずっと聴いてると頭おかしくなりそうになるので注意(苦笑)
(95)
11曲目がやばすぎる。
涙なしには聴けない
これは久々の衝撃でした。
とにかく黒い作品です。聴いてると脳が黒く染まっていくかのような黒さ。
ただ単にブラストでスガーってな音でなく、悲壮メロや読めない展開が素晴らしいです。
かなり聴き応えがあるし、ブラックメタルファンなら聴くべきです。
こんな音を演奏する人たちの姿を見てみたいものです。
2004年発表3rdアルバム。他のは知らない。
どこのレビュー見ても大変褒められてて、いつしかANOREXIA NERVOSA「NEW OBSCURANTIS ORDER」に匹敵するクオリティなのだと決め付けてしまってたので、初聴時はガッカリしました。素人耳ですけど、作曲・編曲・演奏能力に随分差がある気がしますが・・・少なくともこのアルバムの時点では・・・多分・・・。
ただ、このバンドはプリミティブ・ブラックだと考えると、楽しめるようになった。
何というか、メロディがどうとか展開がどうとかは比較的どうでもよくて、何よりこの救いようのないムードと、殺傷力の高い轟速テンション、禍々しい音塊としての隙のなさがアンダー・グラウンド音楽として素晴らしい(ラストのインストはどうかと思いますが・・・)。
地獄の音像が無闇に長く展開して1曲平均約6分、最長11分、ランニング・タイム80分弱。劣悪な音質で凶暴なスピードの轟音を「好き」と言える「もう戻れない」方には至福の時間となるであろう、完全無欠の拷問ブラック。
正直、このスピードに頼る比重が多いスタイルは私の好みではないので、もうこのバンドのアルバムは買わなさそうですけど、不吉なBGMとしてはいいかと思うので(STARAGGHみたいに)、もっとアンビエント・パートを増やしてトータル80分全1曲のブラック・メタルとか作ってくれたら喜んで買います(・・・って、コンピレーション提供曲の長さから考えるとなくもないのか・・・)。
神すぎる!!!
これだけクオリティーの高いブラックメタルはそう無いでしょ!
真のブラックメタラーは全員聴くべし!
GODさん同様プリミティブブラックというより、ノリが初期MAYHEMなどのトゥルーブラックな印象。
個人的にこのバンドの1番の魅力は邪悪で不穏な空気が漂うリフなので、
次作の「kenose」には及ばないものの、その辺の雰囲気は申し分なし。
ブラックらしい邪悪かつメロディアスなリフとブラストの絡む爆走曲はもちろんの事、
11曲目で見られる様な大胆な曲構成でチャレンジし、それもとても素晴らしく仕上がっていて
世間的にブラックの名盤と謳われるのも頷ける。
俺も十分名盤だと思うんだけど、13曲で77分はちょっと長いな…
作り手からしてアルバムの構成上仕方ないんだろうけど、時間はともかく曲数が多い。
大作嗜好ならば「kenose」のように曲を果てしないくらいに長くしてくれた方が俺は楽しめる。
そういう意味も込めてこの3rdより「kenose」の方が好き、曲も向こうの方が好きだし。
90年代ブラック初期の傑作をも凌ぐのではないかという大傑作だと思います。
この作品から発せられるブラックメタルそのものを包括した空気は凄い。
#11だけでも必聴ではないでしょうか。最高にドラマチックです。
これは当時かなり話題になりました。あまりブラック聴かない人も知ってたりします。前作の様なプリブラタイプとはちょっと違うと思います、ファストな要素も強くなって、FUNERAL MISTの1stに雰囲気が似ています。重くて暗い感じです。
音質は少しごもった、ブラックメタルとして理想の音質。音圧も結構あります。Voは前作より低いがなり声になって、さらに邪悪になっています。Gtはメロディアスなリフが減って、病んだメロディが増えました、タイトルトラックの8曲目の2:46〜なんかは、凄まじく重い空気です。耳に残るギタメロもあります。Drは生ドラム、2ビートというよりブラストビートが増えました、ミドルテンポも結構あります。
13曲、1時間17分というボリュームと完成度の高さで2000円もしないなんて安いです、ただ私はそれほどお気に入りの盤ではないです、以前ほど聴き所がハッキリしている曲が多くない事や、集中して最後まで聴くのは少しだれます。聴くというより雰囲気を味合うタイプですね。ブラックメタルは出来の悪い音楽だって言っている奴に聴かせてやりたいです。
とにかくこれは凄い。
2004年発表の驚異的3rdアルバムです。
スタイルは極悪なプリミティブブラックメタル。
ジャケットの通りの音楽が繰り広げられ、
曲の完成度や次々に刻み込まれていくリフ。
さらに#11では荒城の月のメロディーまで組み込まれてて、
練りに練った最高傑作となりました。
13曲のうち、4つのインストがあり、これにも注目すべき曲であると思います。
ファスト部分だけではなく、ミドルテンポも聴き応えがあります。
そして残り9曲ですがどれをとっても名曲だらけ。
ただ、77分と長く、全編に渡ってその邪悪さが繰り広げてられているため、
最初慣れるまでは辛いかもしれませんね。
ブラックメタラー必須の作品であること間違いなし。
聴きたいならば躊躇せずに手に入れるべき作品。
ネット上で話題になっただけあって、かなりの実力を感じさせるアルバム。この完成度はもはや究極の域ではないか?!プリミティブ・ブラックの傑作だろう。プリミティブながらも音圧があって、音質も良いが、ブラック・メタルに最も必要な要素である邪悪性が十分である。どの曲も素晴らしく、至高の暗黒美を堪能できる。
買って損はまったくないですね。旧世代とは違うblackを聞かせてくれます。
でも個人的にあんま好きくないです。なんでかなーとずっと考えたんですが、fortisは、Sethがとても好きだったので、どうしても比べてしまうと、やっぱ初期sethのほうが良かったかなぁって感じ。なんか、ひねり過ぎているというか、計算されつくされいる感じがあって個人的に合わないですね。気になりだすとクサメタル的な感動しろよ風メロディが鼻に付くし。
mayhemよか、Immortalの正統後継的な感じ。禍々しさよりも、これぞblackという音。
ほんと悪く無いアルバムです。世間の評価は正しいと思います、はい。
とても良い評判のこのバンド&アルバム。
近年のBlackによく見られる音、作風ながら巧く表現していると思います。
荒城の月が曲中に組み込まれていたのには驚きました。
しかしながら、ブラックを語るに必要な作品かと言われたら個人的には「No」です。
⑪がずば抜けて良いとは別に思いませんが(この曲、荒城の月の前後のパートの方が好きです)、
このアルバムは凄く好きです。自分は何度聴いても飽きません。
意識して聴けば、メロディや曲の展開など、非常に優れていることが分かりますが、
それよりもとにかくアルバム全体としての流れ、暗い雰囲気が良いです。Vo.も最高。
中でも⑩の後半、ミドルテンポになる部分の暗黒っぷりが個人的にはハイライト。
①もS.E的な曲では最も好きかもしれません。
高次元のクオリティを誇るプリミティブ(トゥルー)・ブラック。
名盤でしょうこれは。
追記
↑では荒城の月があまり大した事無いみたいに書いてますが(実際そう思っていた)、
先日とあるイベントで生の演奏(勿論OMEGAのじゃないですよ...)を見る機会がありまして、
その古き良き時代を思わせるような郷愁に駆られまして、酷く感動してしまいました。
帰宅してから改めて⑪を聴いてみると、やはり曲の展開自体は別に大したことはないなとは思うものの、
荒城の月を単体で見ても勿論、バンドサウンドとの対比も凄く感動的なものに感じられて、
ドラマティックブラックの傑作だと思い直しました。自分の感性もまだまだ疎いですね...
いや、きっかけって大事だな、と思いました。
はい、それだけです。
ブラックの中のブラックって感じという雰囲気ですね。
プリミティブブラックと言えば違うしメロディアスと言っても違う。
不思議なアルバム。
全部聴いたら背筋が凍りつきそうになりました・・・。
暗い部屋で聴いたら恐すぎます。
メロディもやばいですね。とにかく、この人たちは凄すぎます。
評価がいいので聴きました
非常に邪悪な音でした。
ただ、プリミティブ特有のシャリシャリ音が私は苦手なので…
個人的にはドラムが爆走しているファストブラックな4thの方が好きです。
雰囲気ならこのアルバムがお薦めですかね。
2004年発表の3rd Album。
DsO初体験となったアルバム。
「今世紀最初の歴史的名盤」と謳われるだけあって恐ろしい完成度を誇っています。
ヘヴィメタル、ブラックメタルの初心者にはお勧めできないバンドだと思います。
このマニアックさは別格のものがあります。
彼らはインタビューにも片手の指で数えられるほどの回数しか応じたことが無く、その内容も恐ろしく哲学的で難解なものです。
ヴォーカル以外のメンバーすらも曖昧で、自信の公式サイトやMy Spaceすら持っていないという秘密主義。
こういうバンドってどこか惹かれますよね(笑)
オススメは②、③、⑤、⑩、⑪、⑫です。
凄まじく威圧的な音圧でぶっ飛びました。
色んな意味で本気が伝わってくるバンドです、メタルはやっぱこういう隙のないのが好き。
92点。