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安全地帯 Ⅱ / 安全地帯
ワインレッドの心、マスカレードが収録されてるセカンド・アルバム。大ブレークする前兆って感じですが、その後の80年代セクスィー玉置スタイルが確立しつつあります。とにかく声がいいんですよね。なんて言ったらいいんでしょう、ヴェルヴェットのような。。。聴いてて、大人の男の人の世界を垣間見るようなドキドキ感がありました。懐かしい1枚です。
安全地帯の中で猿葱がイチ押ししたいアルバム!
そして、HR/HM畑の人に一番聴いてもらいたいアルバムでもある(いや、マジで)
現在までずら〜っと書かれている『語れ!』で言うのならば、
作詞家面では代表曲とも言える「ワインレッドの心」や「真夜中すぎの恋」を
手がけた井上陽水氏はもちろんのこと、
「(個人的に)これぞ安全地帯の作詞家!」と言える松井五郎氏との音作り開始で、
所謂『Ⅲ』で確立された「キャバクラ歌謡ロック」の
匂いが香れるような良質の楽曲ばかりで構成されている!!!
また、音楽面では上のような雰囲気を早くも味わえるのも大きいが、
特に推しておきたいのはバンドとしてのサウンドと珠玉のバラード群かな?
歌謡曲で感じることのできる様式美メタルに通じるような(大げさ?)メロディアスさ
曲中の間とタイミングの良さ、そして何と言っても彼ら独特の哀愁…
実際に聴いてみると案外とすんなり聴き込んでいけるのは
私の、そしてこれから聴こうとする貴方の日本人らしさ。
古いね。
声の処理とか。やや大仰な感じとか。
何より雰囲気が80年代アダルトムード。
そんな隔たりの大きさはポップスの誉れ。
中曽根栄作 2006年11月21日(火)23時10分