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FOURTH / SOFT MACHINE
71年発表の第4作目。
前作『THIRD』で発展させたジャズ・ロック路線を更に押し進めた内容。
かなりインプロが多いが、個人的には前作より聞きやすいと思う(というか前作は肉体的に疲れる)。ワイアットのドラムも前作よりかなり前に出ていて、サウンド面でも文句なし。
とりわけトップの「歯」は必聴!。怒涛のスピード感で畳み掛けます。
これ以後の本当にジャズバンドになってしまう作品と、『THIRD』のサイケ・ジャズ的な音のほぼ中間にある作品。ワイアットもここで脱退。
前半はKING CRIMSONの『EARTHBOUND』的なインプロ爆走を想像させます。
一番最初に聞いたのがこのアルバムで、
「歯」は私の中のカンタベリーサウンドの基本となりました。
数年前にはやったドラムンベースなんて「歯」を聞けよ、って思ってました。
「王と王女」もかわいいし、「ヴァーチャリー」はライブが聞きたくなります。
過渡期といえばそうなんですけど。