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PARAPHERNALIA / FM
最初の2枚で煌びやかなキーボードをフィーチャーした作品でファンを魅了したFMだが、3rdから急にギター中心のブルージーな路線に変更。もともとその手の音楽にマッチしたスティーヴ・オーヴァーランドの歌唱を考えるとある意味正解かもしれない。僕は両方とも好きだけど。
後期の路線での充実の名盤4thからさらにブルース・ソウルなどのルーツ寄りになった5thとのいわば双子作。派手なサウンドは影を潜め、シンプルな音の中ひたすらオーヴァーランドがソウルフルに歌いまくるこの作品は5th同様印象としてはかなり地味だ。しかし、よく聴くとメロディーは聴きやすいし、渋くて聴き応えのある作品であることに気付く。キラーチューンも何曲かあり、けっしてファンとしては無視できない作品だ。