TOPページ(新形式)に戻るTOPページ(旧形式)に戻るBLIND ILLUSIONのページに戻る
CDタイトル↓をクリックするとチェックリストに入ります。
発言者の名前をクリックすると、その人の他のCDレビューが読めます。


(旧形式-更新停止)
THE SANE ASYLUM / BLIND ILLUSION
このCDをamazonで探すstyle=border:none

現PRIMUSのレス・クレイプールと、元POSSESSEDで同じく現在はPRIMUSに籍を置くラリー・ラロンデが在籍していたバンド唯一の作品。
1988年発表。

このアルバムは凄い。
スラッシュメタルだが、ベイエリア・クランチ系でもハードコアとのクロスオーヴァー系でもなく、
MEGADETHが標榜したインテレクチュアルスラッシュでもなく、SLAYERを更に過激にしたデスラッシュでもない。
カテゴライズが難しいスラッシュ、いや、この作品はスラッシュメタルの臨界点を踏み越えてしまっている。
彼らは、「さあ、どうだ !」とばかりにスピードやヘヴィネスで勝負するスラッシュではない。
かなり特殊。
レスのベースはこの頃から変幻自在だし、ラリーのギターは屈折しまくり。
それを平然と演奏している。
この作品の特徴は、各楽器の微細な音色を大切にしているように思える。
兎に角、ギター・ベース・ドラムスの演奏が異彩を放ち、時折、ジャズやプログレの素養を感じさせる。
ヴォーカル兼ギターのマーク・ビィエダーマンもギターが巧いし、カッコいい歌い方をする。
アゴ 勇 2005年2月18日(金)14時32分

非常にクセの強い音です。反論覚悟で例えるならWATCHTOWERをやや直線的にしたような音。
しかし、テクニックは凄い。特にLarry Lalondeのギターはとてもカッコいいし、主張の強いベースも素晴らしい。
雰囲気が独特なため、受け入れられる人は少ないかもしれませんが
手に取る機会があるのなら、この世界は一度体験しておきたい。
プログレ好きな人は恐らく気に入るはず。
noiseism 2005年5月8日(日)13時42分

後にPRIMUSを結成するレス・クレイプール(B)とラリー・ラロンデ(G)が在籍していた事で知られる、
ベイエリアの古株テクニカル・スラッシュ・メタル・バンドが、'88年に発表した唯一のフル・アルバム。
結成は'79年と、その活動歴はかなり長く(初期にはHEATHENのデヴィッド・ゴドフレイも在籍)、
本作に収められた楽曲には、その頃からコツコツと作り溜められたマテリアルが使用されている。
そのせいか、一筋縄で行かない作風の割りに難解さは控えめで、結構取っ付き易い。
ベイエリア・クランチ的な明快さとは無縁ながら、暗い湿り気を帯びたメタリックなリフは単純にカッコイイし、
③のような(彼らにしては)ストレートに疾走する高速スラッシュ・チューンも収録。
だが何より特筆すべきは、リーダーのマーク・ビーダーマン(G)とラリーによる流麗なツインGで、
時に正統派ヘヴィ・メタル然としたハーモニー・プレイを披露しつつ、複雑に絡まり合いながら、
楽曲のテンションを高めていくそれは、単にテクニックに優れているというだけでなく、メロディも
独り善がりとは無縁の強力なフックを備えていて、間違いなくこのアルバム最大の聴き所となっている。
特に、スリリングなインストの前半と歌入りの後半の二部構成からなる大作④と、“KAMIKAZE"というタイトルからして
食指をそそる劇的な⑤は、「緩」と「急」を自在に操るリズム隊の良い仕事っぷりも含めて、本編中でも1、2を争う名曲じゃないかと。
PRIMUS的な変態性は殆ど感じられないので、MEGADETH辺りがイケル口のメタル・ファンは是非ともレッツ・トライ。
火薬バカ一代 2007年10月28日(日)1時32分

奇怪という言葉がよく似合う作品。
でも、全ての曲にフックがあると感じるので、聴き易くもあると思います。
インストパートが多めで、スリリングだったり物憂げだったり、やっぱり奇怪です。
Voも派手ではなくとも非常に個性的でカッコイイと思いました。
カットタン 2008年6月13日(金)21時35分

意見を書きこむ

意見内容

新規 修正(名前登録済の方のみ可能)
ボタンは一度だけ押してちょっと待ってね!