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X / SONS OF OTIS
宇宙空間をイメージしたかのようなジャケットそのまんまの音世界。
前作以上に音数は少なめになった印象で、旋律云々ではなく、深めの残響音を駆使した音の響きに陶酔するのが大きなコンセプトのように感じる。
ギターの音は割と揺れの少ない無機質な感触だが、フィードバック音に深い空間系エフェクトがかかると、ひとたび独特な響きとなって心地よく陶酔できる。そして、ヴォーカルがまたひたすらスペイシーである。
ジャケからも想像できるように、宇宙空間を漂うようなフワフワした音なんだろうなぁと想像しながら聴いた・・・・。
コレしか持ってないので他の作品と比べることはできないが、そんなに現実離れした音ではなく、ちゃんと「メタル」の範囲内だったので一安心!しかも結構重い。一発でお気に入りになった。(確かにVo.は宇宙的?やけどね)
「音が結構まともだった」ってのも意外でしたが、それよりも驚いたのが四曲目「the pusher」。タイトルを見て「まさかなぁ(笑)」と思っていたらそのまさか。steppen wolfのカヴァーでした。まさかこんなところで聴けるなんて・・・・。
これだけでも買う価値はあるんじゃないかな。
カナダのスラッジ寄りストーナーロックバンドの4th(2005年リリース)。
名作『SPACEJUMBOFUDGE』を思わせるジャケ、そしてエンジニアにビリー・アンダースン。
嫌でも期待してしまうが、それを裏切らないアルバムです。
エコーがかかったぼえぼえヴォーカルがとにかくスペーシー。
宇宙の音が聴こえるバカップルも宇宙で血液が沸騰しちゃう傑作。
イヌスケ 2005年11月27日(日)10時10分