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ISLANDS / KING CRIMSON
ISLANDSは、泣けます。特にラスト。
あぁ、はかない美しさ!
本作の形容である。
しかし、Radies Of The Road、Lettersには醜さもある。歌詞に。
The Sailor's Taleは、エキセントリックな感じだし。
一体、この心地よさは何なのだろう?
本当に美しいアルバムですね。
このあとキング クリムゾンは破滅への道をまっしぐらといった感じでした。
クリムゾンのアルバムで唯一ほっとできるアルバムだと思います。
相次ぐメンバーの脱退によって維持の困難を余儀なくされたフリップが最後の理解者、
シンフィールドとゲスト及び新メンバーによって制作された、至宝の一品。
ストリングスをふんだんに使用し、各楽器のインタープレイも益々磨きもかかり、
スタイリスティックかつアナーキーなクリムゾン独特の世界が垣間見れる。
そう、そして白眉は格調高い弦楽のプレリュードから導かれ、儚くも永遠の美しさに溢れた
誰もが記憶の源に宿っているであろう、安らぎと叙情のなかでドラマを奏でるタイトル曲である
メンバーを一新して製作された本作は、バンドにとって過度期的作品となった。
デビュー以来、フリップと共にバンドの代名詞的存在であった作詞担当のピート・シンフィールドはこの作品を最後にバンドと決別する。
サウンド的には更にインプロヴィぜーションの比重が増し、抽象性とリリカル加減が微妙で空ろなバランスの元、美しく散りばめられている。
隠れた名作。
攻撃的とか狂気とかが売物のクリムソが例外的に「プログレ」してる作品。最初から最後まで盛り上がりはなし。しかし聴けば聞くほど味のある、ピンク・フロイドみたいなアルバムだ。「宮殿」や「太陽」とはまったく違ったベクトルで作られていて、好き嫌いが分かれるというか、フワフワただよう、しかししっかりと作り込まれている。夜中に1人でリラックスして聞ける唯一のクリムソ。ラストのトランペットが泣。
チョッパー 2004年10月27日(水)19時34分
全体的にゆった〜りしているのでプログレ特有のスリリングさを求めることはできませんが、これはこれで僕は大好きです。↑のチョッパーさんの仰るようにPINK FLOYDのような感覚があります。メロディーは美しいですし、陰鬱な儚さがうまく表現されていると思います。
因みにこのアルバムは僕は寝るときによく聴きます。HMやHRではさすがに興奮してなかなか寝付けないのですが、このアルバムは凄い!!!。速攻で寝れます(笑)。早いですよ〜。ほんと早い(笑)。特にタイトル曲がお勧めです。
デビュー時から考えると驚くほど各プレイヤーの自己主張が控えめでスリリングなインタープレイを期待すると肩透かしを食らいます。
全体的にゆったりとして起伏の少ない構成なので最初はとっつきにくいかも知れませんが雰囲気を楽しむつもりでリラックスして聴くとだんだんと心地よくなって来るのでくつろぎタイムのBGMにピッタリでしょう。
残念ながらこの後メロディのセンスが変化していってクリムゾンから幻想的な雰囲気は少しずつ失われていくことになります。
夢想家・I 2004年11月26日(金)1時28分
冒頭から何処か異国情緒溢れる憂いげな始まり方。
1〜3と繋がっているのもグッド。
個人的にはこのアルバムではSailor's TaleとThe Lettersが非常に大好きです。
どの曲も寂寥感に覆われているというか、静寂のプログレという感じがします。
本当に味わい深い一枚です。
何だかんだ言って一番聴いているアルバムかもしれない。
個人的にはイチバン好きなアルバム。
全作品中最もメロディアスで儚げなムード。
前半の少々カンタベリーテイスト漂う陰鬱なジャズロックもいいし、
中盤に登場する後期ビートルズっぽいサイケデリックなポップソングも○
そして、ラストは無類の美しさを誇るタイトル曲で締め。
完璧としかいいようのない素晴らしさ。もし今リリースされたら確実に年間ベスト1クラスの作品として記憶されるだろう。
ちなみに、クリムゾンの歴代ヴォーカリスト中屈指の美声を誇るボズ・バレルの歌も利き所の一つ。
クリムゾンは「宮殿」や「太陽と戦慄」だけではありません。
だまされたと思って一度聴いてみて!
HM/HRとして聴くと恐ろしく退屈なアルバムだと思いますが、サックス、フルート、コントラバス(だよね?)等による木管アンサンブルを従え、繊細なボーカルやソプラノ・ボーカルやよく分かんない打楽器やメロトロンやらが現れては消えるという、幻想的かつ神秘的な浮遊感に浸れるアルバムです。
私には、インプロ部分の長さがどうとか関係なく、「歌もの」という印象がないです。それだけこの室内管弦楽みたいなムード(いや、良く知りませんけど・・・)が気に入っているのだと思います。つまりは「Keith Tippett Group万歳!!」という結論なのでしょうかね。
フリーキーで暴力的なパートもありますけど、あくまでも神秘の中で蠢いてる感じがあります。狂気と混沌を内包する静謐の美。
これを気に入っている方は必ずTHE 3RD AND THE MORTALもイケますので、その狂気の穴を通ればブラック・メタルの世界に踏み入れられると思いますねー・・・いや、Frippのノイジーなギターとブラック・メタルの騒々しい音質って、実はそんなに変わんないというか、根っこは一緒ですよ。・・・ええ、誰も同意してくれなくていいです。
えーと、71年発表の4thアルバムです。
クリムゾン史上最も美しいアルバム。
たまたま読んでた『銀河鉄道の夜』にピッタリの音楽だった。
ふわ〜っと浮いたような感じと、寂しく儚い感じが全曲から伺える。
リズム隊がウェットン&ブラッフォードだったら、
さらに物凄いことになってたかもしれない。
破裂ギリギリのエネルギー。
儚い。
全てにおいて儚い。
タイトル曲のislandは消え入りそうな美しさがある。
いいアルバムです。
泣けます。
ヘビーでハードなキングクリムゾン、または、「クリムゾン・キングの宮殿」しか知らない人は、こんなアルバムがあったとはと驚くのでは。
とにかく聴いたことがない人、聴いてみましょう。
無名なアルバムだけれど凄いよ .
ホーンセクションを全編にわたって有効に活用していて、ロック的な要素は少ないが、非常に美しいアルバム。
異色ともいえるが、これもキング・クリムゾン。
ぜひ聴いてみてください。