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LIVE AT THE PARADISO 1969 / SOFT MACHINE
95年発表の69年オランダはアムステルダムでのライヴ盤。音質は他のマシーンのライヴ盤と比べると良いほうである。
『2』の頃のナンバーが中心となっていて、演奏しているのもマイク・ラトリッジ(key)、ロバート・ワイアット(vo,dr)、ヒュー・ホッパー(ba)という3人編成。しかし3人だからといって音は薄くない。いつもよりノイジーなオルガン、ファズを使ってブンブン唸るベース、手数が多く雪崩のようなタム回しを見せるドラム、そして優しくも荒々しいヴォーカル。全てが一つの塊となって押し寄せてくる。唖然である。
マシーンのライヴはどれを聴いても凄い。とにかく絶対に同じ演奏は二度としない。このライヴ盤は3人編成では最も良いものであるのは間違いない。こんなライヴを目の前で見たらどうなってしまうのだろうか、想像もつかない。
そして現在はこのライヴ盤は「Fire Engine Passing With Bells Clanging」と「Fire Engine Passing With Bells Clanging(Reprise)」を除いた形で『MAN IN A DEAF CORNER』に全曲収録されている。こちらで聴いても良いだろう。
エルトン・ディーンがいないんだろ?
と言うかもしれませんが、これはこれで3人で完成された世界です。
マイク・ラトリッジがオルガンでリズムを取ってる間、他の二人がソロを弾き倒す、
とか、オルガン以上にメロディを弾きまくるベースのヒュー・ホッパーとか、
ロバート・ワイアットのヴォーカル・インプロヴィゼーションとか。
シンプル故、分かりやすいです。