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BLACK ROSE / THIN LIZZY
GARY MOORE最高! 4曲目アリバイと9曲目ブラックローズのギター、何十回聞いたかわからない。
アルバムタイトル曲は永遠の名曲です。
高校1年の夏、北海道から東京に越して来る時に、親友が作ってくれたテープに「BLACK ROSE」が入っていました。
八王子の借家でよく聴いていたことを思い出します。
どこか哀しげなアイリッシュテイストのギターが、望郷の念を呼び起こすのでした。
THIN LIZZYって、フィルリノットなんだなあ。あの、独特なヴォーカル、ちょっと早口で。ツインリードって、たくさんあるけど、やっぱりこれかなあ。いま、こんな曲かける人いるかなあ。アイリッシュロックよ、永遠なれ。合掌。
アリバイもブラックローズもいいですがサラが一番でしょう。
アルバムの感想については上に書かれている皆さんのおっしゃる通りなので、長年のLIZZYファンとしてちょっと違った意見を・・・。
THIN LIZZYにとって商業的な成功アルバムといえば「JAILBREAK」、「JOHNNY THE FOX」だし、万人うけするのは「LIVE AND DANGEROUS」。よりテクニカルなものを求める人は「THUNDER & LIGHTNING」といったところだろう。
ではこのアルバムは?と聞かれれば、ファンにとっては名盤、バンドにとっては迷走の入り口、ゲーリーにとっては通過点といったところか。
バンドとドラッグの関係はロボ時代からあったのは確かで、そこに健全なゲーリーが入ってきた。曲作りの上でドラッグはさほど問題は無いが(UFO時代のマイケル君しかり)、ツアーとなると話は別でドラッグと健全はまさに水と油。ツアー途中でゲーリーが逃走した気持ちもよくわかる。このままゲーリーともう1,2枚アルバムを作っていたら?と考えるが、それは到底無理な話なのだろう。この後バンドは正に迷走して、最後にサイクスをいれてそれなりの存在感を示しながら惜しくも解散してしまった。
このアルバム発表前のゲーリーを交えたオーストラリア・ツアーのライブビデオが発売されていたが、日本での発売時のタイトルが確かこうだった。
「GARY MOORE WITH THIN LIZZY」
正にアルバム発表後のバンド(フィル)とゲーリーの行く末を物語っているかに思えてならないのだ。
やっと聴けました。運よくB○○K OFFで200円で買えました。
絶対聴いとけっ、と言いたい一枚。
Cover 2002年8月21日(水)21時47分
この傑作アルバム『BLACK ROSE』の発売は70年代の終わりころだと記憶しているが
当時のロック馬鹿御用達の雑誌『ミュージックライフ』のプレビューで最高の五つ星が
ついてるのを見て、これは押さえておかなきゃとレコードを買った記憶があります。
当然、そのころはシンリジィもゲイリームーアも知らなかったけど
聞いたとたんぶっ飛んだことを懐かしく思い返しました。
タイトル曲であるブラックローズは無論、個人的にはウィズラブとサラがお気に入り
フィルの憂いを帯びたボーカルと切ないようなゲイリーのギターが秀逸。
それにしても200円とは・・・・とほほですなー。
アイスマン 2002年11月22日(金)21時56分
アルバム全体として出来の良い作品だと思う。
フィルのベースとVoが良い!!
そして何と言っても、ツイン・ギターが奏でるメロディの美しさに思わずうっとりするのである!!
俺にとっては、このGARY MOOREが参加した作品が、THIN LIZZYなのです。
リジィの中では浮いた(?)アルバムだが、間違いなく名盤。
タイトル曲のドラマチックな構成も凄いが、その他もバラエティーに富んだ名曲揃い。
スキッド・ローからの友人、ゲイリーが参加しとことで今までに無い楽しさが伝わる作品です。
確かにこれまでの郷愁感を誘う曲はラストのタイトル曲だけですが、
ひじょうに当時としてはモダンな作りになってますしコロシアムⅡで鍛えたゲイリーの
マシンガンフレーズも聴くことができるのが良いですね。
フィル・ライノットの旧友であるゲイリー・ムーアが参加。
アイルランド民謡をベースにしたメロディアスなサウンドに変身、ハードロックというカテゴリーを超えた素晴らしい作品。
個人的にはブライアン・ロバートソンとスコット・ゴーハムのツインリードがいちばんLizzyらしいと思っていますが、このアルバムにはしびれます。
アルバム全体がピリッと引き締まっていて、『流石はゲイリー・ムーア』って感じです。
でも、Lizzyにとっては、これが『終わりの始まり』だったのですね・・・。
私がこのアルバムを聴いたのは、'86年頃です。当時ゲイリーの昔のアルバムを見付けては興味津々、針を下ろしていたのです。ハードロックが時代のムーブメントになっていたあの頃、私にとって、初めてのシンリジーのアルバムだったこのアルバム“Black Rose"は、とてもエネルギーに満ちたものでした。アナログバージョンの解説で、ゲイリーは「大技小技を取り入れて、ダイナミックかつ“神業的なギター"を披露するタイプ」という言葉を見付け、その言葉に感動してしまいました。聴く前に既に、このアルバムがゲイリーのギターが聴ける秀逸のアルバムだという評判があったことに感謝します。2曲目で吹っ飛び、5曲目で浮遊し、8曲目で胸が切なく、9曲目で感動し非常に驚きました。今では印象的なフレーズが全曲に感じられるくらいに何回も聴きました。
Gary Moore目当てにこのアルバムを買って,初めてThin Lizzyを聴きました。
今思えば,あまりThin Lizzyの王道を行くアルバムでは無いようにも感じます。
それから,後のインタビューでGary Mooreが「ギターは全部俺が弾いている!!」
と言っているのも,だいぶがっかり。“Black Rose/A Rock Legend"の後半
部分で,早弾きでハモるのは,Scott Gorhamにはちょっと難易度高いか。でも,
ステレオの右と左で大夫ギターのトーンが違うように聞こえるのだけれど。
“Black Rose/A Rock Legend"で,7拍子でもHard Rockできることを教えて
くれた,アルバムでもあります。
なるほど リジィの名盤の中では特殊なもの というのはわかりますな。当時のかれらのおかれた状況はかならずしもよくなかったのかも。ただHRの名盤中の名盤である
ことにはまちがいない。余分なものを切り捨てHRの醍醐味を徹底追求しているところはやはり凄い。
79年発表の9thアルバム。
最も有名なLIZZYの作品で、ギターはGARY MOORE。
1曲目の「ヤツらはデンジャラス!!」を一聴して、見事にハマりました。
正確無比のドラムに、メロディアスなツインギターに、語るように歌うヴォーカル。
こんなバンドがいたのかと、最初は唯々驚きでした。
ラストの「ブラックローズ」は、アイルランド民謡を取り入れた究極のHR。
わたしは死ぬまでこれを聴き続けます。
独特の歌唱と涙を誘うギター。
いや〜、本当にいいアルバムですね。
皆さんの言われているとおりフィルのボーカルは独特の味わいがあって素晴らしいです。またスコットゴーハムのプレイもいいですね。とくにアリバイでのギターソロは素晴らしい。
このアルバムは色々なタイプの曲が入ってますがどの曲も出来がいいです。
にゅーめん 2005年3月11日(金)20時43分
いやぁ皆さん、おっしゃる通りです。このアルバムの素晴らしさを語り尽くされております。にもかかわらず、このアルバムの素晴らしさについて書き込みたくなる衝動は、「アリバイ」のギターソロはスコット・ゴーハムなの!ゲイリーぢゃないの!!と日々のたまうスコットファンの34才のおっさんをして止められない。いわんや子供においてをや!!
「アリバイ」以外の魅力的な曲といえば「WithLove」。一番好きですね。ゲイリーのギターソロだけど。ま、誰が弾いていようが関係ないか・・・何回聴いても、その切なさに自然と涙が出てきますな。「S&M」は高校生の頃、よくコピーしたな・・・アウチッ!!
「Black Rose/A Rock Legend」はゲイリーがひとりで弾いたとのことで、スコット自身「あんな早いフレーズ弾けないよ〜」とインタビューでのたまったとか。でもブートのライブビデオ見ると、スコットもソロ後半の早いフレーズはちゃんと弾いてるしなぁ・・・レコーディング当時、クスリの影響で弾けなかったのかな?
ま、ワタクシなんぞが四の五の言ったところで、このアルバムが素晴らしいことには変わりないのでして、たぶん爺さんになっても、ギター片手に、腱鞘炎で手をシビレさせながら聴き続けることでしょう。
当時、英国の国民的バンドになっていたTHIN LIZZYと、知る人ぞ知る凄腕ギタリストのゲイリームーアが合体したことによる相乗効果の素晴らしい作品。
特にアイリッシュメロディを取り入れた叙情大作のタイトル曲の後半部でのギターソロは実に感動的で個人的には70年代のHM/HRの中ではベスト5に入るくらい好きな曲。
このバンドに加入したことでゲイリーのHM/HRギタリストとしての才能が一気に開花した名盤。
皆さんのすばらしいコメント・オマージュがある中,屋上に屋を架けるようで恐縮ですが,名盤中の名盤だね!僕なんかは,ブライアン・ロバートソン時代の代表盤・代表曲よりも,このアルバムとその中の曲(特に①②④⑤⑨曲目)の方が好きなくらいです。目玉はなんといっても⑨「ブラック・ローズ」だけど,④「アリバイ」もシングル曲のお手本と言ってよいくらいまとまった曲でいいね。
ゲイリーのプレイが光るアルバム。バンドのオリジナリティも充分保ったまま、素晴らしいアイリッシュHRを聴かせてくれる。
ハードロックといえばハイトーンボーカルだと思ってる人、THIN LIZZYを聴いてみなされ。
「WAITING FOR AN ALIBI」が スピーディーで圧倒的にカッコイィっすよ
このバンドは独特のカラーを持ってるバンドですが
この曲で世間に有無を言わせぬアピールをしたと思います
初心者にはこのアルバムから聞くのがお薦め
ゲーリーがバンドをシフトアップしたのは間違いないが
本来のバンドの本質は変わってないと思う
「Black Rose」が 以降のゲーリーが表現する曲の序章となります
LIZZYと言えば、ロボ、ゴーハム時代なんですが、ゲイリーが参加したことに
よってギター、サウンドともにレベルアップしてますね!
それでいてLIZZYらしさも残っている、すばらしいアルバム。
WAITING FOR AN ALIBIのPVのカッコいい事・・・
ゲイリー参加作、ゲイリーのギターもすばらしいし存在感も抜群だが、その他のメンバーも全く負けていないし
バンドの独特のカラーが全く揺らいでいない事がすごい、元祖アイリッシュハードロックの名盤といえる
これ以降フィルのアイリッシュ魂がゲイリーに受け継がれていく序章となる記念すべきアルバム。
当時はともかく、今となってはゲイリー参加作というのが売りのようにも感じられる。
でもやはりシン・リジィはフィリップあってのバンドである。
いずれにせよ後のゲイリーの原点とも言うべきアイリッシュ・ハードロックの名盤であることに変わりはない。
YoutubeですごいBlack Rose見ちゃいました。2005年,Gary Mooreのソロ・コンサート
でしょうか,http://jp.youtube.com/watch?v=8oB2ccK1ji8
後半の早弾きの部分はGary Mooreひとりで弾いています。でも,スコット・ゴーハム
とスノーウィ・ホワイトでBlack Roseを演っている海賊版も聴いたことあるんです。
果たして,スコット・ゴーハムはあのフレーズ弾けるのか?弾けたのか?
すごい不思議なアルバムだ ポワンポワンした音がいいねー
「WAITING FOR AN ALIBI」がすき
ゲイリー・ムーアが全面参加した唯一のスタジオアルバムにして最大のヒット作。
「BAD REPUTATION」と同じくトニー・ヴィスコンティとバンド自身のプロデュース。
●アイリッシュHR畢生の名作
ムーアとフィルはSKID ROWのNew Face Old Faceを始め、初期LIZZYや互いの作品へのゲスト、ツアーのヘルプ、リミックス、ラジオ・TVセッション、ライブの飛び入り......etcetcと長年多岐に渡って共演する盟友同士。
その2人の才能が最も幸福に融合した本作は、THIN LIZZYの存在そのものさえ凌駕しかねない歴史的名盤と言えるだろう。
だが、それ故にこそ「本作がLIZZYの代表作」という意見には違和感を受けずにはいられない。
THIN LIZZYが個性を育てていった時、ついに成功の切符を手にした時、そこにムーアはいなかった。
彼抜きで確立したLIZZYサウンドに強力なムーアの個性が上塗りされている為、本来のLIZZYらしさとは違う「豪華な特別編」に聞こえてしまうのだ。
●関連作品
シングルB面にJust The Two Of Usがある他、Waiting For An Alibiのロングバージョンが「DEDICATION」に収録されている。
また、本作のデモ・ブートレッグにはムーアの「BACK ON THE STREETS」に収録されるFanatical Fascists、Don't Believe A Word、Parisienne WalkwaysやSpanish Guitar、フィルのOde To A Black Manの別バージョン、A Night In The Life Of A Blues Singerのロングバージョンも収録されており、これらの曲が同じセッションで生まれた兄弟作であることが知られている。
この他、同デモにはRock Your Love、Cold Black Night、Hate、Blackmail、Leaving Townといった未発表曲、Are You Readyのスタジオバージョンも収録されている。
「BACK ON THE STREETS」関係ではBack On The Streetsもフィル参加曲で、Don't Believe A Word、Parisienne Walkwaysはリミックスバージョンも存在する(初回米盤)他、シングルB面曲のTrack Nine、前述とは別の「BACK ON THE STREETS」デモにTrack Ten、Road To Rainもあるが、後者3曲とLIZZYとの関係は分からない。
さらにフィルのJamaican Rumでフィル、ムーア、ダウニーが共演しており、寡聞にして録音状況は分からないが時期的に本セッションの可能性もある。
誰が何と言っても・・最高のアルバムです。まさに名盤。日本ではあまり馴染みのないThin Lizzy。しかし、Rockの歴史の中に埋もれてしまったバンドではないですよ。ロリーギャラガーと同じように、アイルランドの英雄として後生も語り継がれるまさに歴史です。
誰が何と言っても・・最高のアルバムです。まさに名盤。日本ではあまり馴染みのないThin Lizzy。しかし、Rockの歴史の中に埋もれてしまったバンドではないですよ。ロリーギャラガーと同じように、アイルランドの英雄として後生も語り継がれるまさに歴史です。
LIZZYの最高峰アルバムと言えば「LIVE AND DANGEROUS」に相違ないけど
この「Black Rose/A Rock Legend」はちょっと評価に困ってしまう作品。
もちろんアルバムとしては大好きなんだけど、THIN LIZZYの作品として見た場合
明らかに異質なのは何人かのみなさんがおっしゃるとおり。
バンドの本質は基本的には変わらないんだけど、もともと小さじ1杯のケルト感を
大さじ1杯分タイトル曲に投入したような…
ゲイリーのプレイも文句なしに素晴らしいです。しかしスーパープレイヤーは
THIN LIZZYにはそぐわない気もします。
バンドのヒストリー的には浮いた存在の本作ですが、内容は各曲ハイクオリティ。
名盤の誉れ高いアルバムと言っていいと思います。
①"Do Anything You Want To"・④"Waiting For An Alibi"・⑤"Sarah"・⑨"Róisín Dubh (Black Rose) A Rock Legend"あたりが名曲なのはもちろんのこととして、
他にも③"S & M"・⑥"Got To Give It Up"とかも好きですね〜。
フィル・ライノットの独特のささやくような甘いヴォーカルと、ブライアン・ダウニーの軽快なドラムがとにかく気持ちいいですね。
全面参加したゲイリーも相変わらず熱いギタープレイを披露してくれてます。
どこかあったかみが感じられる、グッドなHR。
彼らのハードロックっぽくない部分が好きではない僕にとって、これは充分ロックしてて好きな作品だ。彼らならではの個性も残ってるしこれは良いアルバムだ。