CDタイトル↓をクリックするとチェックリストに入ります。
発言者の名前をクリックすると、その人の他のCDレビューが読めます。
(旧形式-更新停止)
THE SOFT MACHINE / SOFT MACHINE
1967年発表のデビュー・アルバム。メンバーはマイク・ラトリッジ(Organ)、ロバート・ワイアット(Dr,Vo)、ケヴィン・エアーズ(G)。
ヒッピー的な生活をしながらも、知的に前衛なる音楽を創造しようとした過程や結果が散在する作品です。キャッチーでも捉えどころの無いヴォーカル、くぐもったオルガン、爆発的に疾走するドラム&ベース。テンションの緩慢と摩訶不思議な歌詞が聴く者の頭脳を刺激して止みません。
それにしても『THIRD』以降の彼等とはもはや別物のようです。時代を反映してか、この作品ではまだサイケっぽさが十分に残ってます(エアーズがいるから?)し、ジャズ的な要素も勿論ありますが、まだロックの衝動に身を寄せている感じです。
ただ、これがカンタベリーの原点であることは間違いなく、聴きながら「あぁここから始まったのね・・・」と涙しハンカチを濡らすにはうってつけの作品です。
実は3rdの次に好きだったりする。名盤。