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BEHIND THE MASK / FLEETWOOD MAC
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リンジーなき後二人のギターを迎えての作品。各曲の出来は悪くなくさすがなのだが
どことなく中途半端な印象を受ける。ひとつは新メンバーがもたらした「泥臭いアメリカンロック」
がマックの音として処理しきれておらず浮いてしまっている事、ひとつはジャケにある様にスティーヴィ
を前面に押し出す戦略のはずが当人はイマイチ乗り切れていない事、そして最後にアルバムを引っ張る
決定的な曲がない事である。つまり方向性がさだまっておらずアルバムとして印象に残らないのだ。
いかにリンジーの存在が大きかったか、スティーヴィは心此処に有らずで義理としてバンドに留まっている、
という事を露呈してしまっている。しかしその中にあってやはり最後はこの人、クリスはマイペースで
相変わらず素晴らしい。この人の存在がアルバムの支えとして大きな救いとなっている。オッカサン!

チョッパー 2005年3月22日(火)0時35分

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