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THE ROOTS OF GUNS N' ROSES / HOLLYWOOD ROSE
'04年の秋に日本盤発表。
アルバム名を読めばわかることだが、このバンドはGUNS N' ROSESの前身である。
HM/HRの歴史上でもかなり面白い存在であり、かなりの注目を浴びていたはずなのだが、誰も書き込まないというのはGN'R自体の存在感が希薄になりつつあるということの証か?
アクセルの人間性及び現在のところ長期間活動休止中というのは問題だが、それでもGN'Rの重要性は揺るぎないものであってほしい。そういう願いを込めて追加させてもらう。
まず1点目。本作はアルバムではない。残された5曲のデモ(うち2曲は既発表曲)に加え、ギルビー=クラークがリミックスしたヴァージョンと、フレッド=コウリーがリミックスしたヴァージョンが加えられ全15曲収録ではあるが、そういうものを指してアルバムとは言えないだろう。しかも、最も生々しくて格好良いのはデモヴァージョンだったりする。もっとも、初期GN'Rのメンバーだったトレイシー=ガンズがギターを被せた⑨と⑩(ギルビー・リミックス)は一聴の価値ありか。
というわけで2点目。本作の肝は映像の方である。すなわち、ドキュメンタリーが収められたDVDだ。これは大変面白かった。GN'Rのことが好きだった人は見て損はない。
彼等が語るアクセルは、イジーの人形のような人物が次第にエゴを肥大化させていく過程を辿って語られる。特にトレイシーの話には毒がある。
「アクセル・・・。奴のことを考えると笑っちまう。駄目だ。あいつのことはシリアスに考えられないんだ・・・」
何があったのかについては、DVDをチェックしてほしい。
このCDを買え!っていうかガンズが好きな人なら聴いて損はしないだろう、という感じです。