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PASSAGE / SAMAEL
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このアルバムは通常盤と2枚組がありますが、是非2枚組の方を聴いて下さい。
Key.のXytras(普段はXy)のピアノソロがカップリングになっています。
(単品としては98年発売でPASSAGEのジャケを白っぽくしたジャケになっています)
その内容はPASSAGEの曲ですが、曲名もアレンジもかなり違うので同じ曲とはなかなか気付かないくらいです。
「ピアノで弾くゴシックデス」なので歯医者の待合室で流れていても、違和感は無いかもしれません(笑)
2枚を聴き比べするとSAMAELの良さ、Xyの芸術家ぶりが再認識出来ると思います。




ハタヲ 2005年3月29日(火)12時39分

96年発表の4th。
以前はブラックメタルだったらしいが(未聴)、このアルバムはインダストリアル・ゴシック・メタル。

このバンドが先達なわけだからこの例えは失礼だろうが、「人間味のないRAMMSTEIN」と言える。
ドラムは打ち込み、全編ミッドテンポで進む重いリフが、シンフォニックな華やかさでない、オペラティックと言える壮大で憂愁をたたえたシンセに覆われる、冷徹・荘厳・無慈悲な世界。
徹底的に硬質な音塊の存在感もさることながら、オーケストレーションが奏でる旋律が冷たくも哀しく、無慈悲ではあるが無機質な印象はない。狂気的情感に溢れた強固なゴシックの世界・・・それはまさに、ジャケに大きく写されている月が象徴しているだろう。

このアルバムしか持ってないが、独自性・クオリティ共に申し分なく(似たようなテンポが続くので少しダレるが)、もっと多くの人に聴かれるべきバンドだろう。ちなみに全編デス声です。
mokusatu 2006年5月10日(水)15時21分

96年発表の4th。

Xyのソロverとのカップリング二枚組、ミニアルバム「Exodus」を加えたリマスター盤など
いくつかのエディションがあるみたいです。私はリマスター盤を購入しましたが…出来れば
二枚組みの方が欲しかったですね…ピアノインストverも聴いた方がより深く理解できそうだし。

リマスター盤のコメントにて、Vorph本人が「このアルバムは私にとって真珠のようなものだ。
真円で完成されていて、付け加える物もなければ蛇足を感じる事もない」と語っている通り、
完成された世界観の宇宙的シンフォニック・ブラックを演っています。ゴシックに近い硬質な
音は、初期ARCTURUSともLIMBONIC ARTとも全く異なる宇宙観を描き出してますね。

ただ、「Angel's Decay」のようなキラーチューンはあるし、他のバンドに無い世界観を
持っているしでクオリティは高いですが、シンセは(どちらかと言うと)旋律よりも情景を重視、
後に聞かれるようなキャッチーなヴォーカルラインもまだそれ程でもないので、少しダレを
覚える感が無きにしも非ず。ですが、SAMAELの近作は情景が具現化されすぎてしまっていて、
想像の余地がなくなってしまってイマイチ…と言う方にはこちらの方がお勧め出来ると思います。
Usher-to-the-ETHER 2008年9月30日(火)19時28分

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