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BESTERIOUS / TALISMAN
ジョフ・スコット・ソートとマルセル・ヤコブによる北欧ハード・ロック・バンドのベスト盤。デビュー作『TALISMAN』から4th『LIFE』から万遍なく、そしてライヴ盤からも1曲で全17曲。
このアルバムで初めて彼等の曲を聴きました。以前から雑誌等では「アルバム毎に作風が違う」と言われていましたが、ベスト盤で年代(リリース)順に曲を聴いていくとハッキリとその"変貌ぶり"(と言うほど大袈裟なものではないかも知れないけど…)が確認できますね。初期はキーボードも目立ちかなり北欧然としていますが、段々とギターが前面に押し出され、後半になるとジェフの歌唱が荒々しくなったりもします。特に1st『TALISMAN』から『GENESIS』の曲へと移行したときはそのヘヴィなギター・リフに驚かされました。(笑)
しかし殆どの曲はメロディが光ってます。例え思いっ切りEUROPEっぽい曲があったとしても、その曲の良さは不変です。(笑)
そうそう、アルバムの後半、後期の曲になるに連れてどんどんマルセルのベースがブンブン言い出すところにも注目!!(笑)
ちなみに、4th『LIFE』は日本盤とヨーロッパ盤ではミックスが違うらしく(ヨーロッパ盤の方は先行リリースであった日本盤のミックスに不満を持ったマルセル・ヤコブがミックスをやり直したらしい)、このベスト盤に収録されているのはヨーロッパ盤のものだそうです。
まぁとにかく、俺はこのアルバムを聴いて「TALISMAN、結構良いじゃん!!」と思えました。特に『I'll Be Waiting』『Give Me A Sign』なんかは素晴らしいです!!"ベスト盤ならでは"の価値は少ないけど、初めてこのバンドに触れようって人には、「どの時期のアルバムを聴いたら良いんだろう」っていう人には適してるんじゃないでしょうか?