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LOADED(FULLY LOADED EDITION) / THE VELVET UNDERGROUND
『LOADED』自体は'70年に4枚目のアルバムとして発表されているが、ここでは'97年に発表された2枚組の「(スペシャル・ヴァージョン)」をご紹介しよう。
なぜなら、『LOADED』はルーが完成直前にバンドを脱退したため、ダグ=ユールとマネージャーが「仕上げてしまった」不幸なアルバムだったのだが、このスペシャル・ヴァージョンの2枚目では各曲の初期のヴァージョンや異なるミックスが聴け、ルーが意図したところが掴み易いのではないかと思われるからである。未発表ヴァージョンやアウトテイク、デモなども満載で、ファンにとっては嬉しい企画盤であった。
『LOADED』自体の話になると、これは非常にポップな作品である。ルーのキャリアの中でも重要な位置を占める2曲(「スイート・ジェーン」、「ロックンロール」)を含んでもいる。
だが、やはりルーが最後まで関わらなかったためか、ある種の違和感が全体的に漂っているような気はする。