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VITALOGY / PEARL JAM
'94年発表。『生命学』と題された3作目。
前作でその兆しを見せた"解体"が一層進み、本作は恐ろしいほどヴァラエティーに富む内容を誇っている。しかし、その個性は失われず(逆により一層明らかなものとなり)アルバムは奇跡的な統一感を感じさせている。
「最終出口」と歌う1曲目「LAST EXIT」とそれに続く「SPIN THE BLACK CIRCLE」はザラリとした質感を持つハードな楽曲。その対極にあるのが5曲目の「NOTHINGMAN」や11曲目の「BETTER MAN」。この2曲は穏やかさ、明るさ、優しさが感じられる。
他の楽曲には実験的なものもあり、アルバムの初めから終わりまで飽きさせない。
初めてNothingmanを聴いたときは泣いた。
このアルバムにはカート・コバーンについて歌った曲がある、と何かで読み、アルバムを聴いたときは
絶対にNothingmanだと思った。
実際は違うと、これまた何かで読んだけれど、僕の中ではそうなっている(笑)
ライヴでやって欲しかったなあ、Nothingman
自分はあくまでもHR/HMリスナーであるらしく、「VS」がストレートでかなりとっつきやすい印象を受けるのに対して、
「ヴァイタロジー」というアルバムは、何曲かの良く分からない曲があることで、散漫な印象を受けてしまうのですが…
バンドの怒りがぶちまけられた作品らしいですけど…それでも良い曲が多いのは間違いないです。
「コーデュロイ」はライヴでの演奏の方が好きだけど、「ラスト・イグジット」「ブラック・サークル」「ナット・フォー・ユー」などなど…
「ナシングマン」や「ベター・マン」とか寂しさと美しさが同居する名曲も。
次作の「ノー・コード」以降のアルバムは、ギターの歪みがとれ、曲調の方もバラけてくるので、
メタルを主に聴いている方にオススメできるスタジオ・アルバムはこの「ヴァイタロジー」までかな…
自分の中では、間違いない最高傑作。グランジだの、ニルバーナとの比較など、まったく関係ないレベルで、音楽として楽しめる。もっとはっきり言ってしまえば、「Smells like...」と他数曲からしか、カタルシスを得られないニルバーナより、こちらのアルバムを聴いて得られる感動の方が、数倍、貴重だ。(あくまで個人的にね)
最初から、最後まで、一度CDをスタートしてしまえば、止めることはない。個人的には、①〜⑤までが第一部、⑥〜ラストが第二部なのだが、好きなのは後半だ。パンキッシュな⑥、分類仕様の無い名曲⑧、変に耳をひく⑩、カラオケにも何故かある(w)⑪、すんごく寂しくなる⑬と、隙がない。途中に入る変な小曲がいらないという人もいるかもしれないけど、AerosmithのPumpにある、小曲とおんなじでしょ。ちがう?いやぁ、、これといって、凄い力量のメンバーがいるわけでもないのに、いいバンドだ。
マジで熱いス!!
魂の叫び!!
どざえもん 2005年7月18日(月)20時18分
ドロドロした情念に纏わりつかれる、色々な意味でヘヴィな作品です。聴いていて、とても苦しくなる。
ブックレットの凝りに凝ったつくりといい、プログレのコンセプト・アルバムを髣髴とさせる、アーティスティックなこだわりが濃厚に出ています。
ロックを聴いてスカッとしたいとか、美しいメロディに感動したいと思って手を出すと、あまり楽しめないかもしれません。でもグランジだから聴かないとか言って敬遠するのはもったいない、ロックの傑作。
スカッと暴れられるような曲もあるにはあるんですが、実験的でとっつきにくい曲も多いです。
諷刺も効いていて、でも激しい感情も隠れているような、鬱屈して複雑な作品。
(13)「IMMORTALITY」を聴くと、胸が締めつけられます。
★ オレ的世界遺産(ロック部門)認定No.099 ★
オルタナ/グランジ・バンドとしてのPJを代表する作品。
ってゆーか、自慰しまくったバートン青年って誰だよ。
白髪のない酋長ビッグ・ベアーだとか、内容以外に突っ込みどころ満載なんですけど。
それはともかく、一番好きな曲が多いのがこの3rd。
「Better Man」は、普通にドラマの挿入歌でもよくない?
DOALA 2008年4月20日(日)21時31分