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EPITAPH -OFFICIAL BOOTLEG: LIVE IN 1969 / KING CRIMSON
『21世紀〜』を創った、1期のメンバーによる、最後の演奏が聴ける(disc2)。
グレッグ・レイクの声は艶やかだし、ベースの存在感も大きい。
イアン・マクドナルドのリードから放たれる音は狂おしいほど美しい。
マイケル・ジャイルズのドラムは緩急自在で、大胆にして繊細。
ロバート・フリップのギターは若く優しく残酷で、既に完成してるようでさえある。
楽器を弾かない5人目のメンバー、ピート・シンフィールドの貢献の大きさも伺える。
(歌詞と照明とバンド・コンセプト……照明もわかる映像が見たい!)
1st.が気に入った方には、特にお勧め。
『エピタフ─1969年の追憶─』という邦題だけで、ノスタルジックな気分に囚われてしまいます。
その名の通り'69年のオリジナル・ラインナップによる様々なライヴ音源を、ブートやら何やらから寄せ集め、デジタル技術により復活させた、'97年発表のオフィシャル作品です。『続・エピタフ』と合わせて4枚組。
本来はファン向けの作品でしょうが、外道なことに私は本作で初めて彼らに触れました。(衝撃を受け、その後すぐさま1stを買い求めたのは言うまでもありません)
イアン・マクドナルドの演奏による「EPITAPH」が何ヴァージョンも聴けるというだけで、合わせて8000円近い買い物になっても後悔はありません。
近年の強烈なメタル・クリムゾンも良いですが、やはり最初のラインナップの魅力は別格です。
音質は良くないので期待しすぎないように。
しかし内容はそれを補って余りあるぞ。
乱発されているライヴ音源の中でも出色の4枚組。