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NO CODE / PEARL JAM
'96年発表。4作目。
PJの全カタログ中最も暗鬱で重い作品。
当時のバンドの内情(チケット・マスターとの抗争によりツアーが出来ない状況、メンバー間の人間関係の悪化)を反映したとも思われるような、閉塞感に満ちている。
音楽的方向性は完全に解体され、拡散している。自分達の持ち札をバラバラにし、それを床一面に並べて熟考しているかのような印象を受ける。二ール=ヤングのアルバムに参加した経験も、大きな影響を与えている。
しかし、結果的にPJはこのアルバムを制作することにより、脱皮し大きく空に羽ばたく事が可能となった。そういう意味では記念碑的、通過儀礼的な作品である。
クーカイさん仰有る通り、確かに暗鬱で重い作品です。
当時の状況を考えると必然かもしれません。
しかし、状況がどうであれ、彼らの演る音楽が素晴らしいことには変わりない。
上手く書くことが全然出来ないけれど、兎に角愛聴盤
穏やかな「Sometimes」で始まるので、「ん?」と思ったら、「Hail,Hail」でガツンとやられました。
相変わらず、語りかけたり、思いをぶつけたり、PJらしい作品。
DOALA 2008年4月20日(日)21時50分
1曲目で音量を上げておくと、2曲目が始まった時にびっくりします。
最初に聴いた時は救いようがないくらいに陰鬱な作品に思えましたが、いま聴くとけっこう色々な表情があるアルバムです。
地味だけど滋味豊か。刺々しいのに優しくて、荒っぽいけど内省的。寄り付き難いくせに愛おしい。
ツンデレ?