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LIVE AT MAX'S KANSAS CITY / THE VELVET UNDERGROUND
'72年発表。ライヴ盤。
バンドのリーダーだったルー=リードは、本作に収録されたライヴをもって脱退した。
録音はモノラルのカセットテープレコーダーによるもので、「音は良いのか」と問われると、「非常に悪い」と答えざるを得ない代物だ。
それでも本作は録音された当時の雰囲気が生々しくパッキングされているという点において、得がたい作品だといえる。
ルーのヴォーカルはどこかぶっきらぼうで、ギターも投げやりな印象を受ける。やたらと手数の多いビリー=ユールのドラムが耳障りだ。
バンドの終末期、ルーの苦悩がどれほどのものであったのかが、しみじみわかるライヴ盤だ。